【大相撲】高安「妻が大好きです」 地元・茨城での巡業で猛ハッスル

水戸での巡業に登場した高安(中)

大相撲春巡業が26日、茨城・水戸市内のアダストリアみとアリーナで行われ、土浦市出身の幕内高安(34=田子ノ浦)が地元ファンを大きく魅了した。

朝稽古では、関脇大栄翔(追手風)らと相撲を取った。高安の名前がアナウンスされるたびに、会場中から大きな拍手が飛んだ。「地元に帰って巡業に出ると、たくさんの人に声をかけてもらえる。『頑張れ』とか『会えてうれしい』と言われると、素直にうれしい」と笑みを浮かべた。

稽古後には、観客からの質問コーナーに登場。演歌歌手の杜このみ(34)と2020年に結婚した高安は、好きな女性のタイプを問われると「妻が大好きです」と回答。〝ド直球の告白〟に、またもや会場が大きく沸いた。

ぶつかり稽古では前日の25日に続き、未成年力士との飲酒でコンプライアンス部長から厳重注意を受けた幕内大の里(23=二所ノ関)に胸を出した。高安は「彼は大丈夫だから。辛抱して頑張れと」。稽古を通じて、エールを送っているようだ。

夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)に向けては「ケガをしないで15日間、取り切りたい。あんまり『優勝する』と言うと、固くなってしまうので。ほどよく稽古をして、万全の状態で迎えたい」と意気込んだ。

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