「ゴール取り消し、PK問題、踊るGK」インドネシアに痛恨の敗戦、韓国メディアが恨み節「深刻なほど偏った判定が出た」【U-23アジア杯】

U-23韓国代表は現地4月25日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準々決勝でインドネシアと対戦。2-2で迎えたPK戦を10-11で落とし、10大会連続の五輪出場への道は閉ざされた。

優勝候補が、まさかのベスト8敗退。韓国メディア『OSEN』は、「ゴール取り消し、PK問題、そして踊るゴールキーパー。インドネシアに敗れた韓国、外部の悪影響も大きかった」と題した記事で、痛恨の敗戦を伝えている。

とりわけ主審のジャッジには少なからず不満があるようだ。

「オーストラリアの主審ショーン・エヴァンスは、納得のいかない判定で韓国のサッカーを苦しめた。最初の得点場面で韓国のオフサイドを指摘し、理解しがたい状況が続いた。後半のイ・ヨンジュンの退場はさておき、深刻なほど偏った判定が出た。

興奮しないことで有名なファン・ソンホン監督も、審判に抗議して延長戦で退場させられるというアクシデントまで発生したのだ」

恨み節は続く。

「延長後半の終盤には、韓国にフリーキックのチャンスが与えられたが、主審はすぐに試合を終了し、PK戦に突入した。追加時間がわずか17秒しか経っていない時点で、セットプレーのチャンスを主審が消してしまった」

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PK戦でも、思わず嘆息が漏れた。

「ゴールキーパーのペク・ジョンボムが、インドネシアの5番目のキッカーを阻止し、韓国が勝利したと思った時点で、主審は突然、ペク・ジョンボムがキッカーより先に動いたことを指摘し、インドネシアに再び蹴らせた。

もちろん、ペク・ジョンボムが先に動いたのは正しいが、その前と後にこのような部分について一度も言及せず、たまたまゴールキーパーが好セーブをした時点でつまずいてしまったのは残念だった」

韓国側のキッカーの場面でも、主審の振る舞いに憮然とする。

「韓国の8番目のキッカーであるホン・ユンサンが準備する際、ボールがペナルティスポットより少し前にあるという理由で、もう一度ボールを取って蹴ることを命じた。PKを蹴る時の選手の流れがあるのに、その流れを主審があえて止めたのだ」

さらに、インドネシアのGKにも矛先を向ける。

「エルナンド・アリ・スタリアディは、PK失敗後に膝をついて悔しがるイ・ギョンヒの前で身体を揺らしながら、踊るような動きを見せた。イ・ギョンヒを嘲笑うようなこの姿を見た審判は、彼にイエローカードを出した。スタリアディは警告を受けても笑顔を浮かべるなど、気にしていない様子だった」

OSENは最後に「敗北を味わい、最悪の状況となったが、苦い思いが残るのは間違いない審判の判定だった」と締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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