阿蘇中岳の噴火警戒レベル『1』に引き下げ 火口見学も再開【熊本】

福岡管区気象台は26日、阿蘇中岳の噴火警戒レベルを『1』に引き下げました。さっそく観光客が火口見学を楽しみ、歓声を上げていました。

福岡管区気象台は、中岳第一火口の周辺で観測される火山ガスの濃度が基準値を下回るなど火山活動の低下がみられることから、「噴火の可能性は低くなった」と発表。噴火警戒レベルを『2』の『火口周辺規制』から『1』の『活火山であることに留意』に引き下げました。

警戒レベルが『1』になるのは今年1月23日以来です。これを受け、阿蘇火山防災会議協議会は午後1時に火口周辺への立ち入り規制を解除。

約3カ月ぶりに火口見学ができるようになり、早速、観光客などが火口を間近に見て歓声を上げていました。

【見物客】
「すごいですね。地球が活動しているのを見るの初めてなので感動しました」
「こんなに近くてびっくりしました。(見物できて)ラッキーです」

【阿蘇山上ターミナル 後藤 一昭さん】
「ゴールデンウイーク前に見学が再開できたというのが非常に良かった」

あすからの大型連休、多くの人でにぎわいそうです。

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