仙台国税局は26日、兼業を禁止する国家公務員法に違反したとして、福島県内の税務署に勤務する20代の男性職員を停職1カ月の懲戒処分にした。育児休業中の約1年半の間に車62台と携帯電話4台を転売。1台約1200万円の高級車も含まれ、約2億円を売り上げたという。男性職員は同日付で辞職した。
仙台国税局によると、男性職員は中古車価格の高騰に着目。ディーラーから新車を購入してオークションなどで売却すればもうかると考え、2022年8月から今年2月まで転売を行った。得た収入は生活費などに使っていたという。
仙台国税局の担当者は「誠に遺憾。厳粛に受け止め、再発防止に努める」とした。
