宿泊施設は「おてつたび」で人材確保 今年のゴールデンウイーク  傾向は「安・近・短」《長崎》

27日から始まるゴールデンウイーク。最大10連休ですが、“安近短”で過ごす人も多いようです。新たな取り組みで宿泊客の増加に備えるホテルも。取材しました。

(20代 会社員)

「7連休。休みは取れているので、東京に旅行に行きたい。子どもが楽しめるようにできたら」

(20代 公務員)

「きょうからゴールデンウイークで10連休。去年やおととしに比べて、活気づいているなと思う。やっぱり人が多かったらワクワクする」

27日から始まる大型連休。連休と連休の間に3日の休みを取れば、最大10連休となります。

新型コロナウイルスが5類に移行して初めてのゴールデンウイークですが、物価高騰や円安もあり「安い」「近い」「短い」=“安・近・短”で楽しむ人も多いようです。

(70代 主婦)

「3日からドライブに行く、九州を車でずっと(回る)」

(20代 医療関係)

「3日くらい(休み)。今、何も考えていない、お酒飲むくらいしか考えていない」

(30代 接客業パート)

「出かけたら思ったよりお金使っちゃう。小さな子どもがいるので、子連れで遊べる場所に行けたら。間に平日が挟まっているので、そんなに大掛かりな旅行に行くのは、あまり周りで聞かない印象」

一方、連休に期待が高まる宿泊施設は・・・。

(ホテル長崎 野田 博之総支配人)

「全体的には、昨年並みの予約をいただいている。特に後半の5月3日4日は満室」

夜景を望む眺望で人気の長崎市立山の「ホテル長崎」。

53ある客室のうち、連休後半の来月3日と4日は満室ですが、27日からの3日間は約5割にとどまっているといいます。

去年は、コロナ禍で削減したスタッフの人員が戻らず苦慮しましたが、今年はというと。

(ホテル長崎 野田 博之総支配人)

「今年も人材不足というのは引き続きだが、新たな取り組みとして “旅行をしながら働いてもらう仕組み”がある」

より多くのスタッフが必要な連休後半に、大阪や千葉に住む20代から50代の3人を短期の“住み込み”で採用。

旅をしながら住み込みで働く “おてつたび”のスタッフとして受け入れます。

ホテル内のレストランで、1日4時間から8時間、接客などの仕事にあたり、シフトに入っていない時間は観光などを楽しめるという新たな働き方です。

(ホテル長崎 野田 博之総支配人)

「働いてもらうが、ある意味“お客様”でもあるので、楽しんで “長崎良かったよ。ホテル長崎よかったよ”という印象で帰ってもらいたい」

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