【海外競馬】オリビエ・ペリエ騎手が最終騎乗を無事終えて引退

4月25日、世界的名手オリビエ・ペリエ騎手(51)が、ラテスト競馬場で現役最後の騎乗を無事に終えた。2鞍に騎乗して最後のレースでは10着だった。レースを終えたペリエ騎手が、紙吹雪を浴びて数多くの関係者から祝福を受ける様子をフランスの競馬メディア「エキディア」が公式X(旧Twitter)で伝えている。

ペリエ騎手はエキディアの取材に対して、「後悔はまったくない。 素晴らしい人たちに伴われて、多くのことを学んだ。 私は最初の遠征でイギリスの乗り方を学び、その後、日本で素晴らしい時間を過ごした。 この2つの国は、世界で最も素晴らしい競馬の国だ」と語っており、「次にパドックに来る時には馬主になっていたいね」などとコメントも残している。

武豊「びっくりするほど勝たれた」

長年の盟友である武豊騎手は自身の日記で「いきなりの引退発表は意外で、寂しい気持ちになりました。初めてやってきたのは彼が21歳でしたから、いまからちょうど30年前。武邦彦厩舎が最初の受け入れ先だったわけで、びっくりするほどガンガン勝たれたものでした」と、ペリエ騎手の活躍を振り返り、多くの関係者から惜しまれながらの引退となった。

また、フランスギャロの公式X(旧Twitter)でも、「ありがとう、そして、引退おめでとう、マジック・ペリエ!オリビエ・ペリエ騎手の華麗なるキャリアを振り返ろう」というコメントとともに動画が投稿され、1989年に騎手デビュー、2万1250回騎乗、2995勝、G1・94勝、G2・88勝、G3・185勝とフランス国内で成績を紹介。レース映像を交えて輝かしい功績を振り返っている。

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