送電網の復旧状況、AI管理で随時通知 中国・徐州市

送電網の復旧状況、AI管理で随時通知 中国・徐州市

18日、設備の不具合を活線工事で迅速に除去する国網徐州供電の作業員。(徐州=新華社配信/劉素素)

 【新華社南京4月23日】中国江蘇省徐州市でこのほど、停電時などの復旧状況がリアルタイムで分かる新たな住民向けサービスが始まった。サービス対象エリアの住民は電気の復旧をただ待つのでなく、ショートメッセージのリンクから工事の進捗(しんちょく)データにアクセスでき、現場の動画もオンラインで視聴できる。

送電網の復旧状況、AI管理で随時通知 中国・徐州市

18日、応急工事現場の確認に駆けつけた国網徐州供電の職員。(徐州=新華社配信/劉素素)

 このサービスを可能にしたのは、送電大手・国家電網傘下の国網徐州供電が送電サービスの質とユーザー体験を高めるために開発した革新的なスマート応急工事進捗状況管理プラットフォーム。人工知能(AI)識別技術などを利用し、工事スタッフが常備している端末から位置情報や現場写真などのデータをクラウドに送信、応急工事の全プロセスの各種情報を自動生成し、ショートメッセージを通じてリアルタイムで住民に知らせる仕組みとなっている。(記者/何磊静)

送電網の復旧状況、AI管理で随時通知 中国・徐州市

18日、応急工事の進捗状況と作業員の移動経路を示した応急工事進捗状況管理プラットフォームの画面。(徐州=新華社配信/韋強強)

© 新華社