「風来のシレン展」初代から最新作まで、29年の歴史を綴る展示会の内覧レポート新作オリジナルグッズ販売のほか、長谷川薫氏のライブドローイングも実施!

by 稲元徹也

【風来のシレン展】

期間:4月27日~5月12日

会場:東京・秋葉原 コトブキヤ秋葉原館5Fイベントスペース

開場時間:12時~20時(5月7日~5月10日は16時~20時)

入場無料(混雑状況により整理券配布予定あり)

スパイク・チュンソフトは、本日4月27日より、東京・秋葉原のコトブキヤ秋葉原5Fイベントスペースにて「風来のシレン展」を開催する。期間は5月12日までで、入場は無料。

会場のコトブキヤ秋葉原館前には、大型のメインビジュアルが掲示中

今年1月に14年ぶりの新作「不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録」が発売され、来年はシリーズ30周年を迎える「風来のシレン」シリーズ。今回のイベントでは、全シリーズの主要イラストのキャラクターパネル、ゲームパッケージなどの関連アイテムが展示されるほか、このイベントのために作られた最新グッズも販売される。

4月27日の開催に向け、事前に関係者向けの内覧会が実施された。ここではその模様をレポートする。

「風来のシレン展」会場内の様子

1993年発売の「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」を起点とする、「不思議のダンジョン」シリーズ第2弾のオリジナル作品として1995年にチュンソフト(現:スパイク・チュンソフト)から発売された「風来のシレン」。挑むたびに形が変わる「ローグライクダンジョンRPG」の面白さを当時のゲームプレーヤーに広く知らしめたタイトルであり、以降ナンバリング6作品を中心に、リメイクや外伝作品なども多数リリースされている。

会場にはこれらシリーズを象徴するアートと、主人公シレンの大型パネルが作品ごとに展示されている。アートはゲーム内イラストやパッケージイラスト、面白いところでは発売当時のオリジナルグッズのために描き下ろされたものなど、貴重なものもある。そしてシレンのパネルは、ゲームの説明書や書籍などで使われたキャラクターイラストを使っていて、歴代の姿を比較するのも楽しい。

ずらりと並んだアートとシリーズごとのシレンのパネル
シリーズのファンなら必ず目にしたことのあるアートが並ぶ
最新作「風来のシレン6」は、アートや設定資料などの展示数が最も多い

また会場中央のケースには、これまでに発売されたシリーズのパッケージや、関連グッズなども展示されている。前者は国内ではあまり見慣れない海外版のパッケージ、後者は非売品のものなども含めたレアものもあるのでじっくり見ておきたい。

シリーズのパッケージは「風来のシレンDS」海外版の絵柄に注目!

足を運んだファンには、会場のそこここにある飾り付けも見てほしいもの。フロアにエスカレーターで上がってくると、足元にはオリジナルグッズでもフィーチャーされている大型地雷が仕掛けられている。またエレベーターで上がってくると、大勢のモンスター達が来場者を出迎え、モンスターハウスに飛び込んでしまったシレンの気分を味わわせてくれるのだ。会場内は写真撮影もOKなので、色々探してみよう。

来場者がメッセージを残せる「風来人の寄せ書き板」も用意。開発陣や他の来場者にシリーズに対する思いの丈を伝えよう

イベントの目玉となるグッズは、キャラクターデザイナーの長谷川薫氏が今回のイベントのために描き下ろしたイラストを使ったものを中心に、全てこのイベントで初売りとなる。描き下ろしイラストのグッズは、「風来のシレン6」のTシャツ、トートバッグ、豆皿の3種類。シレン、アスカ、コッパの人気キャラクターに加えて、Tシャツは店主がいるのもポイント。これらのイラストも会場に展示されているのでぜひ見ておこう。

Tシャツ(全てフリーサイズ、各5,500円)とトートバッグ(2,750円)のモノクロ画は、同じようで違う柄なのが嬉しい
豆皿はシレン、アスカ、コッパの3種類から選べる。各1,100円

会場に展示されているアートを使った「キャンバスアート」は6種類。長谷川薫氏によるイラストに加え、あきまん氏が手掛けたイラストなど、キャッチーなアートがボードに描かれている。

F3サイズ(約273mm×220mm)の「キャンバスアート」は各5,500円

シリーズのコアなファン向けに、ちょっとマニアックなグッズも登場。ダンジョン内に落ちているお金袋を模した「ギタンの巾着」や、踏むと大変なことになる罠の柄がプリントされた「ラウンドクッション 大型地雷」、「Tシャツ 大型地雷」など、プレーヤーならニヤリとできるアイテムも。

結構大きく、小銭ならかなり入りそうな「ギタンの巾着」。1,100円
「ラウンドクッション 大型地雷」は表裏で新旧シリーズの地雷の絵柄になっている。2,970円
こちらもグッズとしてフィーチャーされた「Tシャツ 大型地雷」(フリーサイズ)。5,500円
「風来の黒カレー」(左、900円)と「風来のお米と枡セット」(右、1,650円)は一緒に食べてみたい

グッズの定番、アクリルフィギュアは、初代「風来のシレン」と最新作「風来のシレン6」それぞれのキャラクターとモンスターを用意。単品の中身がわからないトレーディングタイプに加えて、全種コンプリートしたセットも販売されるのが嬉しいところ。またシリーズタイトルのロゴをあしらったちょっと珍しいアクリルブロックもある。

ランダムの「ミニアクリルフィギュア」(1個500円)は、中身のわかるキャラクター(全9種、各4,500円)とモンスター(全16種、各8,000円)でそれぞれセットでも販売
厚めのアクリルブロックにロゴをあしらった「タイトルブロック」。各880円
2,000円購入ごとに、千社札ステッカーがランダムで1枚プレゼントされる

「風来のシレン6」が盛り上がりを見せている現在、その歴史を知りたい人にはぴったりのイベント。会期中の4月29日と5月3日には、長谷川薫氏によるライブドローイングイベントも開催予定(1日2回)となっている。こちらは各日11時より店頭にて整理券が配布される予定だ。最新グッズも手に入るので、「シレン」ファンはぜひこのゴールデンウィークに秋葉原に足を運ぼう。

店頭の大型モニターでは、イベント開催の告知とともに「風来のシレン6」の映像が約20分間隔で放映されている。こちらも必見

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