元モー娘・市井紗耶香〝最短辞職〟のウラで…今井絵理子氏にも「電撃辞職」情報

市井氏と今井氏

「モーニング娘。」元メンバーの市井紗耶香(40)が26日、参院議員に繰り上げ当選したものの直後に辞職した。国会では往年のアイドルグループのメンバーが〝一日限定〟ながらそろい踏みすることとなったが…。

市井は、参院議員だった須藤元気氏が衆院東京15区補選に立候補したことで自動失職したことにより、繰り上げ当選した。かねて子育てと選挙活動の両立はできないとしており、繰り上げ当選が決まった際には改めて政治活動からの引退を表明していた。ただ旧立憲民主党が解散していたため比例名簿からの削除ができず、当選の効力を回避することはできなかった。

結局、午前8時半に官報に告示され、同10時3分に参院本会議で辞職が許可され、在職時間は93分間。1日在職だけでも過去最短のところ、ギネス級のスピード記録を作ったことになる。歳費と調査研究広報滞在費の日割り分で、計7万6466円が支給されるものの、市井は子育て支援の団体に寄付する意向を示しているという。

一方で、日本を代表する国民的アイドルグループの元メンバー3人がそろった日でもあった。自民党では元おニャン子クラブの生稲晃子参院議員(55)、元SPEEDの今井絵理子参院議員(40)が活動しており、元モー娘。の市井と3人が国会議員として、足跡を残したことになる。

ただ、今井氏を巡っては、穏やかではない話が飛び交っている。NHK党の斉藤健一郎参院議員はXに「議員会館も同じフロアなのですが、本会議/委員会とも1ヶ月ほど現れていないご様子。連休明けにも〝議員辞職〟がささやかれています」とポストした。

今井氏は昨年、自民党女性局によるフランス視察で炎上。今年3月にはインスタグラムやXのアカウントがアカウント停止、もしくは削除したとみられ、すべて閲覧できない状態になっている。

自民党関係者は「深刻な誹謗中傷に苦しんでいるとの話も聞きましたが、批判されるのは今に始まった話でもないので…」と登院していない理由が分からずに心配しているという。往年の元アイドルたちの悩みはいろいろと深いようだ。

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