3試合ぶり先発の久保が幻の同点弾、バイエルン戦に向け主力温存マドリーがラ・リーガ初先発ギュレル弾でウノセロ勝利【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

ラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダvsレアル・マドリーが26日に行われ、0-1でマドリーが勝利した。ソシエダのMF久保建英はフル出場している。

前節ヘタフェに引き分け2戦連続ドローの6位ソシエダ(勝ち点51)は、前節後半から出場の久保が[4-3-3]の右ウイングで3試合ぶりにスタメンとなった。

一方、前節バルセロナとのエル・クラシコを後半追加タイム弾で制して優勝にまた一歩近づいた首位マドリー(勝ち点81)は、4日後にバイエルンとのチャンピオンズリーグ準決勝を控える中、主力をベンチスタートに。ベリンガムやヴィニシウス、クロースらがベンチスタートとなってギュレルがラ・リーガ初スタメンとなった他、ミリトンが負傷明け後初先発となった。

試合前、昨季で現役を引退したダビド・シルバ氏のキックオフセレモニーが行われた一戦。

最前線にホセル、2列目に右からギュレル、ブラヒム・ディアス、セバージョスと並べる[4-2-3-1]で臨んできたマドリーに対し、ソシエダが押し込む流れで立ち上がると、28分にはトゥリエンテスが際どいミドルシュートを浴びせる。

しかし29分、マドリーが最初のチャンスをモノにする。カルバハルのダイレクトクロスをボックス左に走り込んだギュレルが左足で蹴り込んだ。

追う展開となったソシエダは32分、敵陣でボールを奪った流れから久保が同点弾を決めたかに思われたが、VARが入ってバレネチェアのファウルを取られてノーゴールに。

ハーフタイムにかけてもソシエダが押し込んだものの、マドリーが1点をリードして前半を終えた。

迎えた後半開始直後、トゥリエンテスの右足アウトでのシュートが枠を捉えるも、GKケパの好守に阻まれたソシエダ。

その後半は互角の攻防で推移した中、マドリーは68分にヴィニシウスとバルベルデを投入した。

膠着状態が続いた中、リュディガーを投入して逃げ切り体制のマドリーに対し、ソシエダは80分に久々にゴールに迫る。久保のスルーパスを受けたオヤルサバルがループシュートを狙ったが、わずかに枠を捉えきれなかった。

最終盤にかけては好機を作れなかったソシエダをマドリーがシャットアウト。主力を温存してウノセロ勝利とし優勝へ近づくとともに、バイエルン戦に向けて弾みを付けている。

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