【セリエA第34節プレビュー】3位ユベントスvs2位ミランの上位対決

[写真:Getty Images]

前節はインテルがミランとのダービーを制し、3季ぶり20度目のスクデットを確定させた。残り5試合の注目は5位までに与えらえる来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いと、3チームが自動降格となる残留争いに絞られた。そして今節は来季のCL出場権獲得に迫る3位ユベントス(勝ち点64)と2位ミラン(勝ち点69)による上位対決が行われる。

ユベントスは前節、敵地でのカリアリ戦を2点を先行される展開から辛くも追いつきドロー。前々節インテル相手に引き分けに持ち込んでいた相手にやはり苦戦を強いられた。そして火曜に行われたコッパ・イタリアではラツィオに終始劣勢を強いられた中、途中出場FWミリクの一撃で1-2とし、1stレグのアドバンテージを生かして決勝に進出した。苦しい内容の試合が続いているが、何とか結果を出してシーズン最終盤を迎えている状況だ。コッパ・イタリア優勝、CL出場権獲得に向けてミランとの上位対決を制し、勢いを付けることはできるか。

対するミランは前節、前述のようにインテルに敗れ、目の前で優勝を決められてしまった。史上初めての屈辱を受け、試合終了間際にはDFテオ・エルナンデスとDFカラブリアが退場に。さらに累積でDFトモリが出場停止とバックラインの主軸3枚を欠くが、勝利して鬱憤を晴らすCL出場権獲得となるか。

先週末の前節ボローニャとの上位対決ではホームで完敗したものの、木曜に行われたウディネーゼとの中断試合を劇的にラストプレー弾で制した5位ローマ(勝ち点58)は、8位ナポリ(勝ち点49)との太陽ダービーに臨む。ウディネーゼ戦を最高の形で制し、ボローニャ戦の敗戦を払拭できた中、前節エンポリ相手に低調なウノゼロ敗戦となったナポリを下し、翌木曜に行われるヨーロッパリーグ準決勝レバークーゼン戦に向かいたい。

前節ジェノア戦をボランチでスタメン出場したMF鎌田のアシストで制した7位ラツィオ(勝ち点52)は15位ヴェローナ(勝ち点31)と対戦。その鎌田はコッパ・イタリア準決勝ユベントス戦は欠場。完全休養となった中、ヴェローナ戦での活躍が期待されるところだが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はベンチスタート予想に。仮に先発で出場した際には引き続きゴールに絡むプレーを期待したい。

その他、CL出場権獲得が現実味を増している4位ボローニャ(勝ち点62)はカンナバーロ監督が就任した17位ウディネーゼ(勝ち点28)と、コッパ・イタリア決勝進出を果たした6位アタランタ(勝ち点54/1試合未消化)は16位エンポリ(勝ち点31)と対戦する。

◆セリエA第34節
4/26(金)
フロジノーネ 3-0 サレルニターナ

4/27(土)
《22:00》
レッチェvsモンツァ
《25:00》
ユベントスvsミラン
《27:45》
ラツィオvsヴェローナ

4/28(日)
《19:30》
インテルvsトリノ
《22:00》
ボローニャvsウディネーゼ
《25:00》
アタランタvsエンポリ
ナポリvsローマ
《27:45》
フィオレンティーナvsサッスオーロ

4/29(月)
《27:45》
ジェノアvsカリアリ

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