佐賀関の早吸日女神社でフジの花見頃 5月3日は恒例の「ふじ祭」開催【大分県】

フジ棚から垂れ下がる薄紫色の花を楽しむ来場者=大分市佐賀関の早吸日女神社
フジ棚から垂れ下がる薄紫色の花を楽しむ来場者

 【大分】大分市佐賀関の早吸日女(はやすひめ)神社でフジの花が見頃を迎えている。近年は開花が早まっており、関係者は「見頃は今月末ごろまででは」と話している。

 拝殿付近に長さ約30メートルのフジ棚があり、8株ほどのフジのつるから薄紫色の花が無数に垂れ下がる。棚の下に入ると、かぐわしい花の香りが広がる。「昔から自生しているのでは。地区の字名である『藤生(ふじゅう)』の由来かも」と小野真一郎宮司(45)。

 5月3日には境内で、恒例の「ふじ祭」を開催。午前10時半からの神事では巫女(みこ)が「浦安の舞」を奉納する。同11時半からは野だてがあり、フジ棚の下で社紋の入った菓子と茶を振る舞う。

 問い合わせは同神社(097.575.0341)へ。

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