現地４月26日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でトロント・ブルージェイズと対戦。２番・ＤＨ（指名打者）で先発出場した大谷翔平がいきなりビッグアーチを放った。
１回表の第１打席。１死走者なしで名前をコールされると、地元トロントのファンから大ブーイングが巻き起こった。昨年末に新天地候補のひとつに挙がっていたブルージェイズだったが、大谷は最終的にドジャースを選択。大谷がプライベート機でトロント入りしたなどデマ情報が流れるなど、ちょっとした騒動に発展したのは記憶に新しい。
そんななか、大谷は相手先発バジットがカウント１－１から投じたスライダーをジャストミート。打球は一直線にライトスタンドへ飛び込む７号ソロとなった。３試合ぶりの一発は打球速度96.1マイル（約154.7キロ）、飛距離360フィート（約110メートル）を計測している。
ブーイングの嵐が吹き荒れるなかでの本塁打に、米名物記者も舌を巻いた。『USA TODAY』紙のボブ・ナインチンゲール記者はＸ（旧ツイッター）ですぐさま呼応。「冬の期間に拒否されたブルージェイズのファンが大きなブーイングを浴びせたが、ショウヘイ・オオタニは彼らをホームランで懲らしめた」と表現した。
試合は３回表途中でドジャースが６対０と大きくリードしている。
構成●THE DIGEST編集部
