大学生96.4% 高校生98.6% 今春卒業の就職内定率 長崎労働局

 長崎労働局は26日、今春卒業した県内大学・高校生の就職内定状況(3月末時点)を公表。内定率は前年同期比で大学生は0.2ポイント減の96.4%、高校生は0.5ポイント減の98.6%でいずれもわずかに減少したが、高水準を維持した。県内企業に内定した割合は大学生38%(前年同期比3ポイント減)、高校生55.6%(同0.3ポイント増)だった。
 同局によると、コロナ禍の影響で県内への就職を希望する割合が増えていたが、感染が落ち着いたことから大学生については以前の傾向に戻りつつある可能性があるという。
 大学生の就職内定率は8年連続で95%超。内定者数は2753人(同0.3%増)。内訳は県内1045人(同7%減)、県外1708人(同5.4%増)。県内に就職する割合は県内出身者が60.5%(同5ポイント減)で県外出身者は10.9%(同0.2ポイント増)だった。
 高校生の就職内定率は10年連続で98%を超えた。内定者数は2389人(同2%減)。内訳は県内1328人(同1.4%減)、県外1061人(同2.7%減)。県外の内定先で最多は福岡の381人(構成比約36%)。東京172人、愛知85人、大阪83人と続いた。

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