休日の大谷観光が便利に 電動自動車など貸し出し、周遊パスポート充実も 宇都宮

大谷資料館の地下採石場跡地。神秘的な空間が広がっている=2018年10月11日

 【宇都宮】大谷観光の周遊性や利便性向上を図ろうと、市は27日から、移動手段やサービスの拡充を図る。時速20キロ未満で公道を走る電動自動車「グリーンスローモビリティ」と1人乗りスポーツ電動バイクを用意するほか、周遊パスポートの内容を充実させる。

 電動自動車とバイクの提供は11月24日までの休日、午前10時~午後4時半に実施。大谷資料館などを巡る5種類の観光プランを購入すると利用できる。プランの料金は大人500~2300円。販売場所は大谷コネクトなど。周遊パスポートは観光施設の入場料と協賛店舗のクーポンなどがセットになっている。

 ゴールデンウイークは同地域周辺で混雑が予想されるため、5月3~6日は臨時駐車場と主要施設を結ぶバスの無料送迎サービスも行う。

 このほか大谷町の大谷コネクトが、石の里を徒歩で巡る無料ツアーを初めて企画。27日~5月6日の1日2回、ガイドと一緒に大谷寺や平和観音などを1時間半かけて歩く。

 市大谷振興室は「大谷観光が便利になったので、ゆっくり堪能してほしい」としている。

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