アークテリクスとパタゴニアはどのくらいで買えるのか?
年間127万円ほどを被服費として使えたとしても、好きなブランドや選ぶアイテムによって購入できるかどうかは変わります。ここでは、「アークテリクス」と「パタゴニア」の費用相場を見てみましょう。両者の一番高い商品をカテゴリー別に分けて表1、表2にまとめました。
【アークテリクス】
表1
※アメアスポーツジャパン株式会社「アークテリクス 公式オンラインストア」を基に筆者作成
【パタゴニア】
表2
※パタゴニア・インターナショナル・インク日本支社 公式サイトを基に筆者作成
表1・表2より、アイテムによって10万円近く差があるものもありました。ジャケットに至っては10万円を超える商品もあります。購入するアイテムやブランドによっても購入金額は大きく異なるため、例として参考にしてください。
洋服代に余裕が持てる年収の目安
実際にどのくらいの年収があれば、毎月の被服費に余裕を持てるのかを計算してみましょう。
総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、被服および履物にかかる費用は月の支出(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)は、約3.6%とのことです。分かりやすいよう、年間でも約3.6%を被服費に充てたと仮定します。
例えば、表1にあるアークテリクスのメンズアイテムを全て購入すると、26万4000円かかります。26万4000円が年収の3.6%だとすると、年収はおよそ730万円となります。
もちろん、洋服にいくらお金を使うのか、や、ライフスタイルによっても、余裕のある年収は異なります。上記の年収は、年に26万円程度を洋服代とした場合の目安です。家庭によっては、子どもの教育資金や老後資金などのために貯金しているところもあるでしょう。
まずは自分たちの生活にいくらお金が必要なのか、被服費にいくら回せるのかを考えることが大切です。
洋服代として年間約26万円かけたい場合、年収730万円ほど必要
今回の試算により、アークテリクスやパタゴニアなどのブランド服を年間26万円ほど購入する場合、年収730万円程度あれば余裕を持って買い物ができそうだと分かりました。
ただし家庭によって支出は大きく異なるため、一概に年収いくら以上なら余裕が出るとはいい切れません。
まずは、毎月の自分たちの収支を把握して、自由に使えるお金がいくらになるのかを考えてみましょう。将来の生活や子どもの教育資金、万が一のときなどのために、一定額を貯蓄に回すことも大切です。
出典
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(12ページ)
アメアスポーツジャパン株式会社 アークテリクス 公式オンラインストア
パタゴニア・インターナショナル・インク日本支社 公式サイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー