大谷翔平、ブーイング敵地にすら示した敬意に称賛の声 「コメントが神の域に」「本当に尊敬」

ブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

打席のたびにブーイング…本塁打でお返しした大谷の試合後の言葉

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地ブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発し、初回に右越え7号ソロを放った。盛大なブーイングを切り裂くかのような一撃。試合後に語った“完璧回答”に、日本のファンから称賛の声が集まっている。

大谷はカウント1-1からの3球目、右腕バシットのスライダーを右翼へ運んだ。昨オフにFAし、ブルージェイズともギリギリまで入団交渉。この過程で米記者が大谷はトロントへ向かったとの“誤報”を流し、現地では大谷入団への期待が高まっていただけに、今季初対戦でファンの出方が注目されていた。

打席に大谷が入ると盛大なブーイング。本塁打でダイヤモンドを一周する場面ではさらに大きくなった。ただ、ドジャースの地元放送局「スポーツネットLA」がXで公開した試合後の取材では、大谷はブーイングに「びっくりはしなかった」としている。

さらに「ブーイングをされるか、されないかは結果的な話ですけど、これだけ多くの人に入ってもらって……。何て言うんですかね、自分のチームが好きだからこそ、相手の選手にブーイングしたりもすると思うので。そういう熱量はドジャースファンでも、ブルージェイズのファンでも野球好きなんだなという、リスペクトに逆に感じるところかなと思います」と答えた。

これにX上の日本人ファンは「野球だけでなくコメントが神の域に達してる」「なんと素晴らしいコメント」「すぐにこういう回答が出るところが凄い」「人として、本当に尊敬に値する」などと反応。敵味方問わずファンへの感謝を述べる姿もまた敬意を集めていた。

THE ANSWER編集部

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