【WWE】アスカ&カイリ・セイン「こいや!ボケッ!」 次期挑戦者ビアンカ&ジェイドに罵詈雑言

ビアンカ・ベレア(左)にベルトを誇示したアスカ(中)とカイリ・セイン(©WWE)

WWE女子タッグ王者のカブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)が、次回PLE「バックラッシュ」(5月4日=日本時間5日、フランス・リヨン)でビアンカ・ベレア&ジェイド・カーギルの挑戦を受けることが正式に決定した。

アスカ&カイリは悪のユニット「ダメージCTRL」の盟友ダコタ・カイとのトリオで、6日の祭典「レッスルマニア40」に臨んだが、ビアンカ&ナオミ&ジェイドに完敗。ムッキムキの肉体を誇るビアンカ&ジェイドの強力チームからは、タイトル挑戦を要求されていた。

26日(日本時間27日)のスマックダウン(オハイオ州シンシナティ)では、遺恨深まる両チームが仏決戦でタイトルをかけて激突することが発表された。この日に行われた「WWEドラフト」で、全体1位指名でスマックダウン所属になったビアンカは、会場インタビューで打倒ダメージCTRLを宣言。「私にはダメージCTRLと多くの因縁がある」とした上で、「ダメージCTRLに終止符を打つ機会をついに手に入れた。ジェイドはそのための完璧な人物だわ」とタッグ王座取りに自信満々だ。

ダメージCTRLはイヨ・スカイ&アスカ&カイリらがリーダーのベイリーを追放。祭典ではイヨはそのベイリーに敗れ、WWE女子王座から陥落した。そうした経緯から「今、ダメージCTRLはバラバラになりつつある。だから私とジェイドが『バックラッシュ』でタイトルを奪えば、カブキ・ウォリアーズはここスマックダウンに戻ってくる意味がなくなる」とアスカ&カイリのスマックダウン追放を予告した。

ここで入場テーマが鳴ってカブキ・ウォリアーズが登場。王者コンビはアスカがベルトを掲げ、「こいや! オラッ! ボケッ!」とビアンカが理解不能な日本語で口汚くののしると、カイリも「やるか、コラッ! こいや、こいや、今からこいや!」と挑発した。さらに元AEWの大物ジェイドが入ってくると、アスカが「出ていけや、オラッ!」とまたも日本語で罵声を浴びせ、両チームは一触即発となった。

今回の「WWEドラフト」では、スマックダウンの統一WWEユニバーサル王者コーディ・ローデス、WWE女子王者ベイリー、ロウの世界ヘビー級王者ダミアン・プリースト、女子世界王者ベッキー・リンチら現王者は対象外となった。だが、WWE女子タッグ王者には、両ブランドに出られる〝特権〟がある。このため、アスカ&カイリは指名対象になっている。もちろんタッグ王座を失えば、この特権も消えることになる。団体内で影響力を持ち続けるためにも、カブキ・ウォリアーズにとっては負けられない大一番だ。

この日の「スマックダウン」では「ABEMA」にて放送された。

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