大谷翔平に「ブーイングしてごめんなさい」 試合前に談笑…敵将が笑顔で“謝罪”

ドジャース・大谷翔平(中央)とブルージェイズのジョン・シュナイダー監督【写真:川村虎大】

敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場

■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間28日・トロント)

ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場する。試合前にはブルージェイズのジョン・シュナイダー監督と本塁付近で会話を楽しむ場面もあった。

昨オフに一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。前日26日(同27日)の同カードでは、トロントファンからの大ブーイングの中、初回に7号ソロを放った。

大ブーイングから一夜明けたこの日、試合前に約15分ほどキャッチボールを行うと、ブラディミール・ゲレーロJr.らとハグして挨拶。その後、シュナイダー監督のもとへ。ウィル・アイアトン通訳らを交えて、ジェスチャーをしながら談笑していた。

日本メディアの取材に応じたシュナイダー監督は「ただ、挨拶しただけだよ。『グッドラック!』『お手柔らかに』と言ったよ。ブーイングしてごめんなさいとね」と会話の内容を明かした。

ドジャースと対戦前に、米メディアの取材に対し「(大谷にあげた)ブルージェイズの帽子を返して」とジョークを飛ばしていた指揮官。この日、返してもらったかと問われると「ハハハハ、ノー、まだだよ(笑)。ただの冗談だったからね。まだ彼がどこかで持っていてくれればいいんだが。まだ彼には何年も(契約が)残っているからね。もしかしたらここにやってくるかもしれないし」と笑った。

ブルージェイズの先発は菊池雄星投手。「クレイトン・マッカロー(ドジャース一塁コーチ)が『彼(大谷)は今日は単打狙いなんだ』と話していたから、それはいいプランだねと返したよ」と指揮官はジョークを飛ばす場面も。「彼は何も悪いことをしていないよ」と“因縁”はもうなかった。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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