【WWE】戸澤陽 ドラフトでロウ残留決定も…ユニットリーダーのゲイブルと不協和音

JBL(右)がセオドア・ロングとともに戸澤陽らアルファ・アカデミーのロウ所属を発表した(©WWE)

「WWEドラフト」が26日(日本時間27日)のWWE・スマックダウン(オハイオ州シンシナティ)で行われ、戸澤陽(38)はロウ残留となった。

ロウ、スマックダウン、NXTによるブランド間の選手移動「WWEドラフト」は今回ルールが大きく変わり、現王者は対象外となった。スマックダウンの統一WWEユニバーサル王者コーディ・ローデス、WWE女子王者ベイリー、WWEタッグ(旧スマックダウンタッグ)王者グレイソン・ウォーラー&オースティン・セオリー、US王者ローガン・ポール、ロウの世界ヘビー級王者ダミアン・プリースト、女子世界王者ベッキー・リンチ、世界タッグ王者ミズ&Rトゥルース、インターコンチネンタル王者セミ・ゼインは、そのまま現在のブランドの所属となる。

WWE女子タッグ王者のアスカ&カイリ・セインは対象選手となる中、WWE殿堂者のJBLによって、ユニット「アルファ・アカデミー」(チャド・ゲイブル、オーティス、戸澤、マキシン・ドゥプリ)がロウに4巡目で指名されたことが発表された。2016年のWWE入りからしぶとく生き残ってきた戸澤は、ロウ残留となる。

一方で、ユニット「アルファ・アカデミー」は、リーダーのゲイブルが過激化。これまではお調子者ユニットとして活躍してきたが、先週のロウでゼインに敗れたことで悪の道に走り出した。前回ロウでは仲間の戸澤を「お前はおふざけ男だ。毎週、ここでダンスして負けているだけじゃないか! 哀れなヤツだ」とこき下ろした。それでも戸澤は忠誠を誓ったのだが…今後が何とも不透明なロウ残留となった。

ドラフトでは、スマックダウンにビアンカ・ベレア、ランディ・オートン、ナイア・ジャックス、LAナイト、ザ・ブラッドライン(ソロ・シコア&タマ・トンガ&ポール・ヘイマン)、AJスタイルズ、カール・アンダーソン&ルーク・ギャローズらが所属となり、NXTからカーメロ・ヘイズが昇格した。ロウにはジェイ・ウーソ、セス・ロリンズ、リブ・モーガン、リコシェ、シェイマス、シェイナ・ベイズラーらが指名され、NXTからはキアナ・ジェームズがメインロースター入りを果たした。

また、7日の祭典「レッスルマニア40」でコーディに敗れ、統一WWEユニバーサル王座から陥落した〝トライバル・チーフ〟ローマン・レインズは今回のドラフトを辞退したと、代理人のヘイマンが発表した。

ドラフトは29日のロウでも行われ、イヨ・スカイ&アスカ&カイリの「ダメージCTRL」と〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔の所属が決まる。

この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。

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