強い引き「大物が来た」 すくい上げると…黄金の珍魚! 初めての西表島旅行でゲット 刺身で食べ「おいしかった」

 沖縄県竹富町の西表島の西側近海で遊漁船でルアーフィッシングを楽しんでいた埼玉県の山口崇徳さん(44)が11日、黄金色に光り輝く魚を釣り上げた。

 引きが強かったので船の船長が、大物が来たと思い、魚が逃げないようにとタモ網を水中に入れすくい上げると、思ったよりも大きくなく40センチほどだった。

 色合いや大きさから「アイゴか」と思ったが形はアジのよう。船長も誰も見たことがないという。近くにいたシュノーケリング船の船長が「コガネアジ」だと言うのでネットで検索したところ、珍魚とあった。

 釣り上げた山口さんは「初めて観光で西表島を訪れ、釣れる魚も初めてのものばかりだった。ロウニンアジ(ガーラ)も釣れてうれしかった。黄金の魚が珍魚とは思わなかった」と喜んだ。刺し身で食べて「おいしかった」とほほ笑んだ。(前大歩通信員)

コガネアジ(右)とロウニンアジ(ガーラ)を手にする山口さん=11日、竹富町西表島
山口崇徳さんが釣り上げたコガネアジ

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