犯罪者に狙われてるかも! 子どもの「お留守番」に潜む7つの危険

子どもの入園入学をきっかけに、ママが働きに出たり、新生活でお出かけが増えるなど、春は子どもが留守番をする機会が増える時期です。しかしこんな「子どもしかいない家」は犯罪者にとって格好のねらい目。つけこまれないために確認すべき7つのポイントをチェック!­

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①子どもがカギを持っていることを知られるのは危険!

家のカギを失くさないようにと、首やランドセルからカギをぶら下げている子は、「家に大人はいません」とアピールして歩いているようなもの。

カギにはひもをつけ、ポケットやランドセルの内側など、人から見えないところにしまっておきましょう。キーケースなどに入れておけば転んでも危なくありません。

②家に入る、その時こそ狙われている!

子どもがカギを開けて家に入る瞬間に襲う、宅配業者を装って押し入る、などの手口が横行しています。

マンションのオートロックをかいくぐるのはたやすいし、一戸建てなら隠れる庭先もあります。犯罪者に家の中に入られてしまったら助けを呼ぶ声も届きません。

対策は家に人がいると思わせること。誰もいなくてもチャイムを鳴らし、大きな声で「ただいま」を。誰かが聞いていたとしてもひとりで留守番しているとは思われません。万が一、中に泥棒などの不審者がいた場合なども、鉢合わせを防げます。

③安心しきってボーッとしてちゃダメ!

犯罪者は、狙った子どものあとをつけてくることが多々あります。

マンションなら、エレベーターの段階から周囲に注意を払いましょう。階数ボタンの横に壁を背にして立ち、危険を感じたらすぐに次の階を押して降りて。緊急ボタンの位置も確認しておきます。

また、カギを開ける際は、「子どもが一人で鍵を開けている」ということを見ている人がいないか、さりげなく見まわして確認することも大事です。

④チャイムに応答してしまったら危ない!

宅配便業者やガスの点検などを装い、家の中に押し入る事件も実際に起きています。

玄関にはチェーンをかけ、「チャイムが鳴ってもドアを開けない」だけでなく、居留守をつかいましょう。子どもと「応答しない」としっかり約束しておきましょう。

本当に宅配の荷物が届く場合は、配達時間を大人がいる時間に指定しておくことも大事です。
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⑤「電話に出るだけ」も安全じゃない!

固定電話が鳴ることは少なくなりましたが、大人の不在を確認したり、個人情報を集めたりと、子どもを陥れるツールとしていまだに使われています。

「ママは今手が離せません」と答えさせる家もありますが、基本的には一切出ない、留守番電話にメッセージを入れ、声で安全な人かどうかを確認したら出てよい、と決めておくほうが安心です。

⑥「今日はお留守番」の自慢は禁物

お留守番慣れしていない子は「一人でカギを開けて入る」ことをカッコよく感じ、つい自慢してしまうことも。

「悪い人にお留守番を知られないために、お友だちに言いふらしてはいけない」と約束させましょう。

⑦ロールプレイングしておくことが肝心

子どもにどんなに言い含めても、犯罪者は、言葉巧みに言いくるめてドアを開けさせようとします。子どもに留守番をさせる前に、具体的なシーンを想定した「お客さんごっこ」を親子でしておくと、子どもも理解しやすいでしょう。
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出典:雑誌『Como』(主婦の友社)

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