カサス離脱のRソックス 金銭トレードでカブスからクーパー獲得

日本時間4月28日、レッドソックスは金銭トレードでカブスからギャレット・クーパーを獲得したことを発表した。故障離脱したトリストン・カサスの代役を務めるとみられ、レッドソックスはロースターの枠を空けるために10日間の故障者リストに登録されていたカサスを60日間の故障者リストへ移行している。これにより、カサスが復帰できるのは最短でも6月下旬ということに。カサスが復帰するまでのあいだ、クーパーは代役の一塁手としてレギュラーに近い形で起用されることになりそうだ。

現在33歳のクーパーはマーリンズ時代の2019年に15本塁打、マーリンズとパドレスでプレーした昨季はキャリアハイの17本塁打を放った実績を持つ右打者。前半戦に打撃好調だった2022年にはオールスター・ゲーム選出も果たしている。昨季終了後にパドレスからFAとなったあと、なかなか契約先が見つからず、3月に入ってようやくカブスとマイナー契約。開幕ロースター入りを果たし、12試合に出場して打率.273、1本塁打、6打点、OPS.773とまずまずの働きを見せていたが、若手一塁手のマット・マービスを優先的に起用したいというチーム事情もあり、日本時間4月24日にDFAとなっていた。そこをレッドソックスが金銭トレードでの獲得に動いた形となる。

レッドソックスのアレックス・コーラ監督はクーパーの起用法を明言していないが、「彼は相手投手の左右に関係なく打てる。守備も上手い。チームを助けてくれる存在だと信じているよ」と語り、レギュラーに近い形で起用することを示唆。カサス離脱後に一塁手として起用されているボビー・ダルベックは打撃面で結果を残せておらず、まだマイナー・オプションを残していることを考えると、クーパー合流時にダルベックのマイナー降格が有力だ。なお、クーパーは日本時間5月1日に始まるジャイアンツ3連戦からチームに合流する見込みとなっている。

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