GW初日の岩手県内にぎわう 目立つ訪日客、チャグ馬や遊覧船

好天の下、徳丹城春まつりでチャグチャグ馬コと触れ合う家族連れ。半袖姿の人々の行列ができた=27日、矢巾町

 好天の下、各地に人、人、人―。平日3日間の休みを取れば最大10連休となるゴールデンウイーク(GW)が27日スタートし、県内の行楽地や駅は多くの観光客でにぎわった。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初のGW。都市部に比べ限定的ながら、訪日外国人の姿も目立つ。期間中はおおむね天候に恵まれる見通しで、岩手の自然や食、祭りを楽しめる日々が続きそうだ。

 矢巾町の徳丹城跡公園で開かれた春まつりには、昨年を千人上回る1万3千人が来場。半袖姿の子どもたちがチャグチャグ馬コと触れ合い、11頭が約2キロを練り歩くと、沿道の人々は手を振って涼やかな鈴の音を楽しんだ。同町南矢幅の会社員河合祐介さん(33)は「想像以上の迫力だ」と満喫した。

 宮古市の浄土ケ浜周辺を巡る遊覧船「宮古うみねこ丸」には、通常の休日の2.5倍ほどの客が乗船。心地よい潮風を浴びながら、美しい景観を眺めた。

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