「人々が期待していた巨大なチームにみえた」2日連続先発全員安打で勝利のドジャースが6連勝! 今季最多貯金の強さにメジャー公式も脱帽

ロサンゼルス・ドジャースは現地時間4月27日(日本時間28日)、敵地ロジャース・センターでトロント・ブルージェイズと対戦。試合は4対2で勝利し6連勝を飾った。

ドジャース打線は前日に続いての先発全員安打を記録し、「2番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平も、1安打1打点で勝利に貢献している。

大勝した初戦同様、この日も最初のイニングでドジャースが先制点をあげた。ブルージェイズ先発の菊池雄星から先頭のムーキー・ベッツが三塁打で出塁、大谷は内野ゴロで凡退するも、続くフレディ・フリーマンのレフトへの犠牲フライでベッツが生還する。

そして2回にも大谷のライト前への適時打など4安打で2点を追加したドジャースは、4回にも1点を加える。投げては先発のタイラー・グラスノーが7回途中まで投げ、2安打1失点9奪三振と好投。救援陣もその後のブルージェイズの反撃を1点にとどめ、ドジャースが逃げ切っている。

グラスノーの痙攣による緊急降板というアクシデントがあったものの、この日も危なげなく勝利を収めたドジャース。敵地で鮮やかに連勝を飾ったこのゲームをメジャー公式サイト『MLB.com』でレポートしており、結果を伝えるとともに、強さを発揮しているドジャースの現在のチーム力についても見解を綴っている。

試合終了直後に配信となった記事には、「ドジャースのスーパースター、アメリカン・リーグの最優秀選手に2度輝いたショウヘイ・オオタニが打席に立つたびに、観客の誰もが感動する何かをやってのける」と記されており、2回に放ったライト前へのシングルヒットにフォーカス。119.2マイル(約191.8キロ)の打球速度が計測され、大谷自身、さらに今季のMLBで最速だったことなどを説明した上で、「オオタニが2-2のフォーシーム・ファストボールをコンタクトするとすぐに、ロジャース・センターの観衆から“オオ”という声がこだました」と球場の様子を再現している。
また同メディアは、「しかし、オオタニがここ数週間好調なのと同様に、信じられないような成績を残しているドジャースの選手は彼だけではない」と指摘。「ウィル・スミスは初回にツーアウト二塁打を放ち、過去12打席で9安打。ムーキー・ベッツも来るものすべてを打ち続けている」と高打率を維持する両者のパフォーマンスを評している。

他にも、7回途中でマウンド降りたグラスノーの痙攣が、今後に響くものではないことなども付け加えながら、連勝を伸ばしているドジャースの好調ぶりを以下の様に綴っている。

「盛り上がったオフシーズンの後、クラブはそれをフィールドに反映するのに苦労していた。しかし、この一週間、ドジャースは人々が期待していた巨大なチームのように見えた。そして彼らはまだ別のレベルがあると信じている」

この試合を終え、貯金が今季最多の「7」にまで増えたドジャース。大谷翔平をはじめとする、メジャー屈指のタレント軍団が、まさに前評判通りの実力をみせつけている。

構成●THE DIGEST編集部

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