【天皇賞・春】菱田裕二騎乗・テーオーロイヤルが抜け出して、人馬ともにG1初制覇

4月28日、京都11Rで行われた第169回天皇賞・春(4歳上オープン・G1・芝3200m・1着賞金=2億2000万円)は、菱田裕二騎乗の1番人気、テーオーロイヤル(牡6・栗東・岡田稲男)が快勝。人馬ともに嬉しいG初制覇を飾った。勝ちタイムは3分14秒2(良)。

2着に5番人気のブローザホーン(牡5・栗東・吉岡辰弥)、3着に6番人気のディープボンド(牡7・栗東・大久保龍志)が入った。

昨年3着の雪辱を晴らす

菱田裕二とテーオーロイヤルのコンビが、昨年3着の雪辱を晴らして人馬ともに嬉しいG1初制覇を飾った。レースでは道中折り合いよく好位4番手で人馬一体の走りを披露。人気のドゥレッツァを見ながら絶好のポジションで虎視眈々と運んだ。勝負どころでも手応えは絶好。落ち着いた運びで直線入口から先頭に立つと、そのまま後続をあっという間に突き放していき、栄光のゴールへ飛び込んだ。殊勲の菱田裕二騎手は「今まで生きてきて1番嬉しいです。皆さんに感謝の気持ちで一杯です」と初G1勝ちの喜びを伝えた。

天皇賞・春を勝ったテーオーロイヤルは、父リオンディーズ、母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェという血統。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬で、馬主は小笹公也氏。通算成績は18戦8勝。重賞は2022年ダイヤモンドステークス(G3)、24年ダイヤモンドステークス(G3)、阪神大賞典(G2)に次いで4勝目。鞍上の菱田裕二騎手、管理する岡田稲男調教師は共に同レース初勝利。

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