ジャイアントパンダ「雲川」と「鑫宝」渡米へ 貸与期間は10年間

国家林草局は27日、中国野生動物保護協会と米サンディエゴ動物園がこのほど、ジャイアントパンダ保護協力協定に調印し、サンディエゴ動物園に1組のパンダを貸与と発表しました。写真はオスの「雲川」。

国家林草局は27日、中国野生動物保護協会と米サンディエゴ動物園がこのほど、ジャイアントパンダ保護協力協定に調印し、サンディエゴ動物園に1組のパンダを貸与し、10年間のパンダ国際保護協力を開始すると発表しました。

今回選ばれたのは中国ジャイアントパンダ保護研究センターで暮らすオスの「雲川(ユンチュアン」とメスの「鑫宝(シンバオ)」です。経験豊富な飼育員と獣医が米国に行く予定です。一方、米サンディエゴ動物園は現在、より広く、より快適な生活環境を整えるためにパンダ館を改造しており、さらに中国でパンダの飼育管理や日常的なケア、関連技術を学んだスタッフによる専門チームを結成しました。

中国野生動物保護協会は今年3月、専門家を組織して米国に赴き、2頭のパンダが米国で健康に生活できるようにサンディエゴ動物園と踏み込んだ協議を行い、技術指導と交流を展開し、パンダの飼育管理、居住環境、ヘルスケアなどの基準と要求を明確にしました。

米サンディエゴ動物園は世界5大動物園の一つです。双方の合意内容に基づき、現在、パンダの渡米前の関連準備活動が積極的に進められています。(提供/CRI)

© 株式会社 Record China