浦和が名古屋撃破で3戦ぶり白星! 今季初先発の安居が先制点…僅差の接戦モノにし勝ち点3【明治安田J1第10節】

28日、明治安田J1リーグ第10節の浦和レッズvs名古屋グランパスが埼玉スタジアム2002で行われ、ホームの浦和が2-1で逃げ切った。

そろそろ軌道に乗りたい3勝2分け4敗の浦和(13位)と、開幕3連敗からの6戦無敗で気づけば5位の名古屋。

立ち上がりから互いに集中力が高く、非常に締まったゲーム展開が続いたなか、名古屋守備陣のミスを突いた浦和が先制点をゲットする。

24分、浦和は敵陣深くでプレッシングをかけ、名古屋守備陣はクリアミスを連発。ボックス内でチアゴ・サンタナのパスを受けた安居海渡が左足シュートを流し込んだ。安居は今季公式戦初先発で大仕事だ。

追いかける名古屋は41分、右サイドをロングボールに走った中山克広が中央へ折り返し、ボックス内では永井謙佑がフリー。決定機だったが、永井はうまくミートしきれなかった。

名古屋は後半に入ると攻勢。50分、右サイドの丁寧な崩しから稲垣祥がボックス内まで侵入し、和泉竜司へラストパス。滑り込みながらの右足シュートはゴール左へ外れる。

浦和のマリウス・ホイブラーテン&アレクサンダー・ショルツという高い“壁”をなかなか越えられない名古屋。

67分には、稲垣が自陣ボックス内で古巣対戦の前田直輝を倒してしまい、PKの判定に。GKランゲラックに期待が懸かったが、チアゴ・サンタナに決められ、ビハインドは2点となる。

対し、勝利にグッと近づいた浦和はうまく時計の針を進めていく。2点目直後に3枚替えを敢行した名古屋相手に冷静さを失わず、最後はホイブラーテン&ショルツで凌ぐ。もちろんGK西川周作もコーチングを怠らない。

ただ、後半ここまで決定機のない名古屋が意地。90+2分、左CKがゴール前に入ると、一度はGK西川にシュートをセーブされるも、こぼれ球に和泉が詰めて1点差とする。

それでも、観衆4万2265人が詰めかけたホーム埼スタで2ゴールの浦和が、2-1と名古屋を撃破。リーグ戦直近1勝3敗だったなか、ルヴァン杯を挟んで3試合ぶりの勝ち点3だ。

この日新たな最終ラインのリーダー、ハ・チャンレを欠いた名古屋は第3節以来7試合ぶりの黒星に。僅差の接戦だったが、勝ち点を積み上げることはできなかった。

浦和レッズ 2-1 名古屋グランパス
【浦和】
安居海渡(前24)
チアゴ・サンタナ(後25)
【名古屋】
和泉竜司(後47)

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