見事な「シンデレラフィット」が可愛い! ドアの前で“ヘソ天寝”する犬からわかること|獣医師解説

「そんなところで!?」と意外な場所で寝ていた犬に反響が!

引用元:@shibashiba_koharu

紹介するのは、Instagramユーザー@shibashiba_koharuさんが「頭の先からお尻まで70cmだそうです」と投稿していた、こちらの動画。そこには、ドアの幅にピッタリとハマるかのようにして眠る愛犬・小春ちゃん(撮影当時3才/柴犬)の姿が映っていました。

「なぜそんな場所で!?」と思わずツッコミたくなるような小春ちゃんの姿。ジャストフィットする様子には、Instagramユーザーから「素晴らしいフィット感」「シンデレラフィットとはこのこと」「ピッタリハマってる〜笑笑」「自分でも『あ、ぴったりじゃん♪』て思ってそうですね〜」「身長測定!?(笑)」「ワンコ型のメジャー!笑」 などのコメントが!

また、9万件以上の「いいね」(取材時)がつくなど、大きな話題となっていました。

小春ちゃんは、自らあの場所に収まった!

引用元:@shibashiba_koharu

飼い主さんに話を聞くと、飼い主さんは「静かに寝ているな」と思って小春ちゃんのことを見ていたそうですが、小春ちゃんはモゾモゾ動きながらあのようにドアにフィットしていったのだとか!

当時の出来事を、飼い主さんはこう振り返っています。

飼い主さん:
「可愛いので急いで動画を撮ったのですが、小春は結構早く移動していて、移動中のシーンを撮れなかったのが残念です……!

小春はよくドア付近で寝ているので『いつかあのドアに収まりそうだなー』と思っていましたが、まさか本当に収まるとは思っておらず、しかもピッタリサイズなことにも驚きましたね」

引用元:@shibashiba_koharu

また、“ヘソ天”姿でドアにフィットしていた小春ちゃんについて、飼い主さんは「支えるものを探していたらピッタリになれる場所を見つけたのだと思います(笑)」とも話していました。

【獣医師解説】ドアの前でヘソ天寝する犬の心理

引用元:@shibashiba_koharu

小春ちゃんはドアの前でヘソ天で寝ていたようですが、この光景からはどのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。

白山先生:
「小春ちゃんのようにドアの前で寝る犬がいるかと思いますが、一般的に犬がこのような行動をするのには、次のような心理が考えられます。

・自分では部屋に入れないけれど、入れてもらえるまでドアの前で待ちたい
・『部屋に入れて』とアピールしている
・部屋に入った飼い主さんが出てくるのを待っていたい
・空気の通り道でもあるのでそういう場所が好き、快適と感じている
・その場所を快適な温度と感じている

今回の小春ちゃんは、本当にぴったりとフィットしていて可愛らしい姿ですね。小春ちゃんの場合は、ヘソ天で寝ることと、何かに密着して寝ることも好きなのかもしれません。その両方を叶えてくれる理想的な場所が、まさにこのドアとドア枠だったのではないでしょうか。

ちなみに、どこでもヘソ天で寝てしまう犬には傾向が見られます。下記のようなタイプの犬に多く見られるでしょう。

・おおらかな性格のコ
・堂々としている、あまり物怖じしないタイプのコ
・飼い主さんを信頼しているコ

また、犬の性格のほかにも、安心できる生活環境が影響しているかと思われます」

ドアの前でヘソ天寝する犬 見事な収まり具合に「シンデレラフィットとはこのこと」「身長測定!?」と反響!

写真提供・取材協力/@shibashiba_koharuさん/Instagram
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ

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