【西武】サヨナラ捕逸で延長戦15連敗 隅田知一郎121球熱投も水泡「7回の本塁打悔しい」

粘投を見せた西武・隅田知一郎だが…

西武は28日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)、延長12回二死満塁から古市尊捕手(21)の捕逸で2―3と連日のサヨナラ負けを喫した。昨季から続く延長戦での連敗は15に更新。また、今季のホークス戦はこれで5戦全敗となった。

先発した隅田知一郎投手(24)は勝ち負けこそつかなかったが、8回121球を投げ、6安打2失点と粘りの投球を披露した。

課題の立ち上がりは、一死から今宮にストレートを左中間へ二塁打を許す。二死三塁からは4番・山川に外角チェンジアップを拾われ、先制を許した。3回に外崎の好走塁もあり、味方が1―1の同点に追いついたが、7回、相手捕手の甲斐にソロ本塁打を打たれ再びリードを献上する。

直後の8回一死満塁から佐藤龍の右犠飛で再度2―2の同点に。これに隅田も応え、その裏、1番・周東から始まる打順に対し、最後の気力を振り絞った。二死から柳田に左前打を許したものの、4番・山川を炭谷とのバッテリーでこの日再三印象づけたカーブで左飛に打ち取り無失点に。結果8回を2失点にまとめ、試合を作った。

隅田は「1回から8回まで、先頭打者を打ち取ることができたこと、ストライク先行でいけたこと、また、炭谷さんからどんどんストライクを投げてこいと言われ、自分の良さを引き出してくれたことが、長いイニングを投げることができた要因だと思います。7回の甲斐選手のホームランは悔しいです」と一定の満足感と反省を語った。

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