【阪神】岡田監督 大山のラッキー逆転打に苦笑い「外野が深いなと思たけどね。打った瞬間は…」

7回、大山悠輔も高々と上がった打球を見上げたが…

阪神は28日のヤクルト戦(甲子園)に4―3で2日連続の逆転勝ち。貯金を今季最多の5とし、4カード連続のカード勝ち越しで首位を守った。

1点ビハインドで迎えた7回二死一、二塁の好機。4番・大山が打ち上げた打球は右翼から左翼へ吹く浜風に流され、左翼・サンタナの前にポトリ(記録は適時二塁打)。二走・中野、さらには一走・森下も生還し、逆転に成功した。岡田彰布監督(66)もラッキーな適時打に「外野が深いなと思たけどね。複数走者がいてたし、向こうも1点勝ってるいうことで。打った瞬間は諦めましたけどね」と苦笑いで振り返った。

また、この日は佐藤輝に代わって「6番・三塁」で糸原が今季初のスタメン出場。0―0の2回には無死一、三塁でアウトコース低めのフォークを捉え中前適時打を放つなど、4打数3安打と大当たりだった。指揮官も「ずっと代打でもヒット打ってたし、本人も準備してたんじゃないですか。そんな感じがしましたね」とうなずき、佐藤輝には「はい上がるってゲームで打つこと、簡単ですよ。ボールを振らないで、ストライクゾーンの球を振ってくれたらいいと思います」とハッパをかけた。

投げては先発・才木が5回6安打3失点で降板となったが、2番手・加治屋が6、7回を無安打で抑え、ゲラ―岩崎も無失点リレーで試合を締めた。指揮官も「負けてる時でも、加治屋が2イニングをしっかり抑えてくれるからな。攻撃に入りやすいし、リズムが良くなってくるよな。特に後半ブルペン陣が出た時にな、流れ的にはものすごいいい流れで攻撃できできてるからな」と改めてリリーフへの信頼を口にしていた。

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