鎌田大地 指揮官の大絶賛が残留を引き起こす? 現地メディア「転機となるかもしれない」

イタリア1部ラツィオのMF鎌田大地(27)は27日(日本時間28日)、ホーム・ベローナ戦にフル出場。チーム3連勝となる1―0の勝利に大きく貢献した。

得点こそ挙げられなかったが、攻守で存在感を発揮。イタリアメディア「イル・メッセンジャロ」によると、イゴール・トゥドール監督は、鎌田をこう絶賛した。「彼はファンタスティックな選手で、いろいろな役割をカバーできるし、決してあきらめない。鎌田がチームに10人いてほしい。どの監督も彼を欲しがるだろう」

前任のマウリツィオ・サッリ監督体制から立場が一変したが、鎌田は1年契約。本人に延長のオプションを行使するか否かの選択権があるとされ、今夏にフリーで移籍する可能性が盛んに報じられきた。最近では、イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスが浮上していた。

そんな中、残留の可能性に触れる現地メディアも出てきた。「ラツィオ・チャンネル」は「鎌田が残留する可能性は?」とした上で「ベローナ戦後のトゥドールの歓声は、このMFの将来にとって決定的な転機となるかもしれない。ベローナ戦での素晴らしいパフォーマンスを受けて、鎌田のラツィオでの将来に関する景色が変わったことで、当初の計画が修正される可能性がある」と指摘した。

トゥドール監督によって、すっかり本来の姿を取り戻してきた鎌田。来季はどの道へと進んでいくのだろうか。

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