【阪神】加治屋蓮が好リリーフ2勝 「後ろにはいい投手がいるので…大胆に投げました」と笑顔

阪神は28日のヤクルト戦(甲子園)に4―3で勝利。2番手でマウンドに上がった加治屋蓮投手(32)が、今季2勝目を挙げた。

先発・才木が1―1の同点で迎えた5回二死一、三塁からサンタナ、山田に連打を浴びて2点を失い、この回で降板。「なんとかチームに流れをと思ってマウンドに上がりました」という加治屋は6回、先頭・中村を中飛、代打・赤羽を投ゴロに打ち取ると、西川は4球で空振り三振に仕留めた。

7回も続投となった右腕は、先頭・丸山に四球を与えたが、続くオスナは一邪飛に抑えた。さらに一死一塁で村上の打席を迎えたが、女房役・梅野が神送球を見せ、まずは一走・丸山をタッチアウト。二死となり、村上も二ゴロに切って取った。

「1人1人切って投げていくというところは意識して投げていましたし、後ろにはいい投手がいるので、自分に言い聞かせて大胆に投げました」と笑顔で振り返った。

さらにこの2回無安打無失点の好投が、チームの逆転を呼んだ。6回には近本の三塁打から中野の犠飛で1点を奪うと、3―2の7回二死一、二塁から大山の打球は甲子園の浜風に流され、左翼・サンタナの前に落ちた。結果2点適時二塁打となり、試合をひっくり返した。

チームは4カード連続の勝ち越しとなり、今季最多の貯金5で首位をキープした。

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