【中日】再三のサヨナラ機を生かせずスコアレスドロー 立浪監督「勝ちきらないといけないゲーム」

ここにきて苦しい戦いが続く中日・立浪監督

中日は28日の広島戦(バンテリン)に延長12回、0―0の引き分け。再三のサヨナラ機を生かせず、連敗ストップとはならなかった。

今季初先発の高橋宏斗投手(21)が7回3安打無失点と好投。松山―マルティネス―斎藤―清水―藤嶋のリリーフ陣も無失点リレーでつなぎ、あとは打線が決めてくれるのを待つだけだった。

だが、9回二死一、二塁の場面では代打・山本が右飛。10回には二死満塁のチャンスを作るも、代打・宇佐見がニゴロで無得点。11回一死満塁では、石川昂が二飛、岡林がニゴロに倒れ、バンテリンドームのスタンドはため息に包まれた。

「引き分けで負けなかったというよりは、どこかで点を取って勝ちきらないといけないゲームだった。絶好機も何度かある中で、打席の中で打者が思いきって球種を狙ったり、そういうことをまた反省して、これからやっていきたい」。立浪和義監督(54)のコメントからは、満員のスタンドに勝利を届けられなかった悔しさがにじみ出ていた。

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