レアル・ソシエダ久保のゴール取り消しは正しかった? RFEFが主審とVARの音声を公開

写真:リーグ戦7試合ぶりの先発フル出場を果たした日本代表FW久保建英 ©Getty Images

現地時間26日、ラ・リーガ第33節レアル・ソシエダ vsレアル・マドリードの一戦がレアレ・アレーナで行われ、アウェイのレアル・マドリードが1ー0で勝利を収めた。

日本代表FW久保建英も先発フル出場を果たしたこの一戦。32分には、アンデル・バレネチェアがオーレリアン・チュアメニからボールを奪取し、最後は久保が冷静にゴールへ流し込んだ。しかし、主審のムヌエラ・モンテーロはオンフィールドレビューを行い、バレネチェアのチュアメニに対するファウルがあったと判定し、ゴールを取り消している。

すると、試合翌日の27日にRFEF(スペインサッカー連盟)は公式Xにて、当該プレーにおける主審ムヌエラ・モンテーロとVARブスケッツ・フェレールの音声データを公開した。

VAR「ファウルによるゴール取り消しの可能性を確認するため、オンフィールドレビューを行うことを勧める」

主審「了解」

VAR「ゴール左カメラの非常に明確な映像がある。バレネチェアがボールに触れておらず、チュアメニの足に接触している」

主審「それが鍵になる。そこが重要なんだ。ボールに触れていなければファウルになるし、それでまったく問題ないだろう。映像を確認しに行きます」

主審「(映像を確認しながら)再生して。他の映像も見せて。これは見やすいね、再生続けて。(足に)接触してるね。確認できました。ゴールを取り消し、フリーキックで再開します」

VAR「了解」

公開された映像では時にスロー再生で、複数のカメラの映像を用いてコンタクトの瞬間をハッキリと確認していることが見て取れる。また、バレネチェアはボールに触れておらず、チュアメニの足に後ろから接触しており、相手競技者を妨害している事は明確な事実だ。よって、ゴール取り消しで直接フリーキックからの再開は、正しいジャッジであった言えるだろう。

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