光る君へ:安倍晴明が「あ~疲れた」笑撃の塩対応

ユースケ・サンタマリア演じる安倍晴明 - (C)NHK

吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の28日放送・第17回で、ユースケ・サンタマリア演じる安倍晴明が関白・藤原道隆(井浦新)に見せた“塩対応”に失笑する視聴者の声が相次いだ(※一部ネタバレあり)。

第17回「うつろい」では、このところ身体に異変をきたしていた道隆がのどの渇きを訴えるようになり、病状が悪化。自身の死期を悟ったのか、持てる力を振り絞って息子の伊周(三浦翔平)を次の関白にしようと“闘う”さまが描かれた。

~以下、第17回のネタバレを含みます~

倒れた道隆は晴明を呼び出すと、目の霞み、手のしびれを訴え、呪詛に違いない、みな自分の死を望んでいると疑心暗鬼になるが、晴明は「それは呪詛ではございませぬ。恐れながら、ご寿命が尽きようとしております」ときっぱり。すると道隆は「おまえの祈祷でわしの寿命を延ばせ」と凄み、晴明は神妙な顔で「難しゅうございますが、やってみましょう」と受け入れた。

しかし、晴明は帰宅するなり従者の須麻流(DAIKI)に「関白の病の件、祈っておけ」と言いつけ、須麻流が「わたしが…でございますか!?」と戸惑っていると、「おまえでよい。もう関白は何をしても助からぬ」とさじを投げている様子。それでも「せめてお苦しみが和らぐようご祈祷いたします」と応えようとする須麻流だが、晴明は「あー、疲れた」「病の者の穢れをもらった。いけない、いけない」とボヤき、あまりの豹変ぶりに「祈っておけ 笑」「自分でやらない晴明w」「やる気ゼロ」「投げやりな晴明」「適当過ぎるw」「容赦ない晴明さんwww」「ちゃんと仕事しなよw」「晴明サイコー」「この安倍晴明本当に人間臭くて良い」と笑いマークを付けたリアクションで沸いた。

なお、晴明が「病の者の穢れをもらった。いけない、いけない」の後に「ヒュイッ」と何やら呪文を唱える姿に「今日の呪術廻戦」と沸く声もあった。

本作ではユースケ演じる人間臭い安倍晴明が話題沸騰だが、くしくも現在、若かりし晴明の学生時代を描く映画『陰陽師0』が公開中。同作では山崎賢人(※崎は「たつさき」)が美しくもやはりクールな晴明を好演している。(石川友里恵)

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