ド軍・ロバーツ監督 大谷翔平の192キロの打撃速度に「信じられない。ボールが熱くなっている」

大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<2024年4月27日(土)(日本時間28日)MLB ブルージェイズ 対 ドジャース @ロジャース・センター>

大谷翔平(29)が27日、敵地ロジャースセンターでのブルージェイズ戦に2番DHで先発出場し、2試合連続安打の5打数1安打1打点1三振で打率.347、OPS1,071とした。チームも4-2で6連勝を飾り、貯金を7に伸ばした。

今季初対決となった花巻東高校出身の先輩・菊池雄星投手(32)との注目の一戦は3打数1安打1打点1三振だった。第2打席では菊池の今季最速となる約158キロの直球を打球速度自己最速を更新する119.2マイル(約192キロ)の右前適時打で打ち返した。

菊池は立ち上がりが悪く1回、2回と失点が続いた上、打線の援護もなく、6回を投げ9安打4失点で2敗目(2勝)を喫した。

■ロバーツ監督 試合前コメント

ーー今日は同じ高校出身の大谷と菊池の対戦となりますが?

彼らが同じ高校出身とは知らなかったよ。ありがたいことに野球は、日本はもちろん、世界的に注目を集めるスポーツになっている。それはとても素晴らしいこと。この試合が日本で何時からは分からないけど、たくさんの人々が見るだろうね。

私は日本の野球のため、そして翔平と菊池のためにワクワクしているよ。楽しい試合になると思う。かつて日本でプレーしていた彼らがメジャーリーグで対戦するのは特別なことだから。

ロバーツ監督 試合後コメント

ーー翔平が119マイルの打撃速度を記録していましたが、強い打撃についてどう感じていますか?

信じられないくらい素晴らしいよ。ボールが熱くなっているようだ。でも、それより私は彼のストライクゾーンのコントロールに本当に感心しているんだ。

ストライクゾーンで球を稼ぐ。ストライクゾーンで球を稼いでいるんだ!あの打席では低いボールが何球かあって、自分の得意なゾーンに球が来て、それを強打することができた。

彼の最初の打席でもいいバッティングをしたと思ったけど、うまく行かなかっただけなんだ。彼がストライクゾーンをコントロールし続ける限り、いいことが起こるだろう。

攻撃面では打線の最初から最後までみんな素晴らしかった。全員、本当にいい打席だった。

菊池はとんでもない投手。でも得点を重ねる方法を見つけることができたのは大きかった。シチュエーション的にはとても良かったと思う。

フレディの犠牲フライやムーキーのヒットでの出塁、そしてテイラーがバントでランナーを三塁に進めたりと素晴らしかった。いいプレーしていたのはそれが僕らの実力だから。

ーーテレビで見た限りではあなたと翔平はしばらくの間、ダグアウトでシリアスな会話をしていたようですが?

彼はプレート上で多くの良いことをやっているということを再確認したまで。彼自身のアプローチが良いことを確認し、正しい方法でプレーしていることを確認したんだ。

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