Rソックス・上沢直之がメジャー昇格 ロング要員でブルペン待機か

日本時間4月29日、レッドソックスはマイナーAAA級ウースターから上沢直之をメジャーへ昇格させたことを発表した。上沢はポスティング制度を利用してレイズとマイナー契約を結んだが、開幕ロースターに残れないことが決まったため、チャンスを得られる他球団への移籍を希望。3月下旬にレッドソックスへのトレードが決まり、シーズン開幕後はマイナーAAA級で3試合に先発した。レッドソックスは先発投手陣に故障者が続出しているため、先発のチャンスが巡ってくる可能性もありそうだ。

現在30歳の上沢は今季ここまでマイナーAAA級で3試合に先発して15イニングを投げ、2勝1敗、防御率4.80、奪三振率10.20、与四球率2.40を記録。直近の登板は日本時間4月22日の試合で、レイズ傘下マイナーAAA級ダーラムを相手に5イニングを投げ、被安打5、奪三振7、与四球1、失点1と安定したピッチングを披露した。

メジャー昇格後の起用法は不透明だが、先発で起用するのであれば、先発当日に昇格させるのが一般的。よって、複数イニングを投げられるリリーバーとしてブルペン待機が濃厚だ。ただし、レッドソックス先発陣はルーカス・ジオリト、ブライアン・ベヨ、ニック・ピベッタ、ギャレット・ウィットロックと故障者が続出し、ジョシュ・ウィンコウスキー、クーパー・クリスウェル、チェイス・アンダーソンらを先発で起用してなんとかやりくりしている状況。ロングリリーフでの登板機会がない状況が続けば、故障者の代役としてローテ入りしているウィンコウスキーらに代わって先発で起用される展開も考えられる。

なお、レッドソックスは上沢のメジャー昇格に伴い、左腕ジョエリー・ロドリゲスのDFAを発表した。マイナー契約から開幕ロースター入りを果たしたロドリゲスだが、今季ここまで11試合に登板して防御率6.55と不振。特に直近4登板のうち3試合で失点するなど、不安定さが目立つようになっており、首脳陣の信頼を勝ち取ることができなかった。

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