鳥栖市の佐賀競馬を拠点に活動する地方競馬初のアイドルグループ「UMATENA（ウマテナ）」が28日、同競馬場でデビューを飾った。メンバー7人がフレッシュな歌とダンスを元気いっぱいに披露し、詰めかけた競馬ファンを魅了した。
新調した白と水色の衣装に身を包んだメンバーは、大きな拍手に迎えられてステージに登場。デビュー曲「Fanfare～幸せの合図～」や同競馬場のイメージソング「It’s A Green Dream」など3曲を披露した。疾走感のある楽曲と馬をイメージしたかわいらしい振り付けが特徴で、声援を受けて堂々と歌い上げた。
プレデビューした2月からパフォーマンスはさらに洗練され、唯一の佐賀県出身メンバーの青木ひまわりさんは「恵まれた環境でアイドルとしてデビューできたことに幸せを感じる」と喜びをかみしめた。リーダーの桜衣かれんさんは「元気や笑顔を忘れず、佐賀のいいところを全国に発信できるよう頑張りたい」と話した。
重賞レース・佐賀皐月賞を目当てに訪れた福岡県久留米市の男性会社員（33）は「これまでの競馬場とは違う雰囲気ですごく気分が明るくなった。想像以上に完成度も高く、見入ってしまった」と話した。
同競馬場では月に1回のペースでライブを行い、5月26日（栄城賞）、6月30日（佐賀ユースカップ）に登場する。（井手一希）
