今年で40歳になり現職場から「マネジメントに携わらないか」と言われました。どれくらい年収は上がりますか?

マネジメントに携わると年収はどれくらい上がる?

入社してから一定の期間がたつと、経験やスキルを評価されて、マネジメントに携わるようすすめられることがあるでしょう。
具体的には、係長・主任・班長・作業長などの役職が与えられて、作業スタッフに対して作業活動の指揮・監督をすることになります。
マネジメントに携わる際に気になることが、どれくらいの年収アップが見込めるかです。

株式会社MS-Japanが実施した「管理部門・士業『マネジメント層』の平均年収ランキング2024」によると、管理部門などの平均年収は739万円で、スタッフ層との差は306万円であることが分かりました。

年代別の平均年収とスタッフ層との差をまとめると、表1の通りです。

表1

※株式会社MS-Japan「管理部門・士業の『マネジメント層』の平均年収ランキング2024」を基に筆者作成

40代マネジメント層の平均年収は727万円で、スタッフ層と比較すると251万円以上稼げることが分かります。
また、同調査の平均年収では306万円の差があり、年代別で見ると50代では362万円の差があることから、マネジメントでさらに経験を積むことで今後もさらなる年収アップが期待できるかもしれません。

マネジメント層になりたい? なりたくない?

マネジメント層に昇格したいと思う方がいる一方、昇格をためらう方も一定数いるようです。

株式会社月刊総務が全国の総務担当者を対象に実施した、「ミドルマネジメントについての調査」によると、8割以上の人がマネージャーになってよかったと回答しています。
一方で、リーダー層や役職なしの人の半数以上は、マネージャーになりたいと思っていないようです。

マネージャーになりたい、およびなりたくない理由をまとめると、以下の通りです。

__●より成長したい
●年収が上がる
●責任感を持って仕事がしたい__

__●割に合わない
●ワーク・ライフ・バランスを優先させたい
●責任を持ちたくない__

昇格には年収面のメリットがありますが、責任が伴ったり仕事量が増えたりすることもあるため、自身の目標などに合わせて慎重に検討することも大切です。

マネジメント層とスタッフ層の年収差は306万円!? 年収アップややりがいを求めるなら目指すのもあり

管理部門・士業を対象にした調査ではありますが、マネジメント層とスタッフ層の年収には平均306万円の差があることが分かりました。
年収は業種や会社によって異なりますが、マネジメントに携わることで、大幅にアップする可能性があります。
自身のキャリアプランや目標などにもよりますが、今の会社で年収アップややりがいを求めている方は、マネジメントへのすすめに積極的に応じてみるのもいいでしょう。

出典

株式会社MS-Japan 管理部門・士業の「マネジメント層」の平均年収ランキング2024
株式会社月刊総務 ミドルマネジメントについての調査

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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