野馬追の技術向上に「白熱のレース展開」春季競馬大会 福島

福島県相馬地方の伝統行事「野馬追」の技術向上を目的とした恒例の競馬大会が28日、南相馬市で行われ、白熱のレースが繰り広げられました。

「2馬身差つけて1番レオパルーザ!」

砂けむりを上げながらスピードに乗って駆ける馬たち。
この競馬大会は、野馬追で出陣する騎馬武者の技術向上を目的に、毎年春と秋の年2回開かれています。

この日は、ジョッキー姿の騎馬武者およそ20人と29頭の馬が参加。
およそ1200メートルのダートコースを人馬一体となって駆け抜け、着順を競いました。
出走した中にはJRAの重賞レースに出走した経験がある馬もいて、レースは予選から白熱。
勝負どころの最終コーナーでは、盛んに鞭が飛んで激しい競り合いとなり、ハイレベルな競争に会場は大いに盛り上がりました。

【観戦した男の子】「すごかった、走りとかかっこよかった」

【観戦した女性】「野馬追が大好きで前哨レースを楽しみに見ていた。天気も良いし孫と一緒に見られるのも良い」

暑さ対策などのため相馬野馬追は今年から5月の開催となり、今年は25日から27日の日程で行われます。

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