マカオ政府統計・センサス局は4月29日、今年（2024年）3月の商品貿易統計を公表。
今年3月の貨物輸出総額は前年同月から0.9%増の12.0億パタカ（日本円換算：約232億円）。再輸出は2.2%増の11.0億パタカ（約212億円）で、旅行用品・ハンドバッグと靴類がそれぞれ58.3%、57.0%増だった一方、カジノ用製品と酒類はそれぞれ93.4%、53.6%減に。 マカオ製の商品の輸出は11.0%減の1.1億パタカ（約21億円）となり、このうち衣料品と銅・銅製品がそれぞれ61.0%、7.1%減。医薬・有機化学製品とペイストリーはそれぞれ43.3%、43.2%増。貨物輸入総額は11.0%減の113.4億パタカ（約2189億円）。このうち建築資材、ハンドバッグ・財布、食品・飲料がそれぞれ28.5%、28.2%、27.2%減、カジノ用製品、プラチナ製ネックレスはそれぞれ1.7倍、28.8%増。単月の貨物貿易赤字は101.4億パタカ（約1957億円）。
今年第1四半期（1〜3月）の対外商品貿易総額は前年同時期から7.0%減の358.9億パタカ（約6927億円）。貨物輸出総額は4.5%増の32.9億パタカ（約635億円）。マカオ製の商品の輸出は7.8%増の3.3億パタカ（約64億円）、再輸出は4.2%増の29.6億パタカ（約571億円）、貨物輸入総額は8.1%減の326.0億パタカ（約6291億円）で、貨物貿易赤字は前年同時期から30.0億パタカ（約579億円）減の293.0億パタカ（約5654億円）。
今年第1四半期の輸出先別では、中国本土が0.2%減の1.8億パタカ（約35億円）、香港が5.0%減の23.6億パタカ（約455億円）、米国が34.0%減の4678万パタカ（約9.0億円）、EUが133.4%増の6267万パタカ（約12.1億円）。品目別では、非紡績商品が4.1%増の29.5億パタカ（約569億円）、紡績品・衣料が8.7%増の3.4億パタカ（約66億円）。
輸入品の原産地別では、EUが17.3%減の101.8億パタカ（約1964億円）、中国本土が3.5%減の90.9億パタカ（約1754億円）、香港が44.6%増の22.4億パタカ（約432億円）。輸入元別では、香港が11.7%減の261.3億パタカ（約5042億円）、中国本土が10.5%増の48.7億パタカ（約940億円）。品目別では、消費財が10.7%減の243.2億パタカ（約4693億円）。このうち食品・飲料が14.6%減の51.2億パタカ（約988億円）、コスメ・スキンケア製品が17.6%減の29.1億パタカ（約562億円）。一方、ゴールド製ネックレスは2.7%増の34.3億パタカ（約662億円）。このほか、燃料・潤滑油は13.8%増の16.7億パタカ（約322億円）、携帯電話は45.6%減の9.1億パタカ（約176億円）、建築資材は10.9%減の5.9億パタカ（約114億円）に。
