唐津神社で春季例大祭 五穀豊穣願い囃子奉納

「浦安の舞」を奉納する巫女=唐津市の唐津神社

 唐津市の唐津神社(戸川忠俊宮司)の春季例大祭が29日、執り行われた。神事で五穀豊穣を願い、三島神社(玄海町)の巫女による「浦安の舞」、唐津曳山囃子(やまばやし)保存会による囃子の奉納があった。

 拝殿には氏子や唐津曳山(ひきやま)取締会、行政関係者など約100人が参列した。氏子総代の辻幸徳さん(75)は「あいにくの雨の中の催事となったが、外を見ると青葉が美しく、改めてすがすがしい気持ちにさせられた催事であった」とあいさつした。

 唐津くんち(秋季例大祭)の曳山が神社前に並ぶ「社頭勢揃(しゃとうせいぞろ)い」は、雨予報で前日に中止が決まっていた。市民に定着している祝賀行事で、新型コロナウイルス感染予防の期間も含め、6年連続で曳山の姿はなかった。(宮﨑勝)

囃子を奉納する唐津曳山囃子保存会=唐津市の唐津神社

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