楼蘭故城、現代によみがえる数千年の神秘 中国新疆ウイグル自治区

楼蘭故城、現代によみがえる数千年の神秘 中国新疆ウイグル自治区

楼蘭故城の遺跡。(2018年9月21日、小型無人機から、チャルクリク=新華社配信)

 【新華社ウルムチ4月30日】中国新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州若羌(チャルクリク)県のロプノール北岸に、漢代のシルクロードで重要な要衝だった楼蘭故城がある。

 北東には現存する遺跡で最も高く大きな建築物である粘土製の仏塔が雄大な姿を留め、「三間房」と呼ばれる西側の官署遺跡は格式の高い形状と厳密な配置を残す。城内からは漢代の銅銭「五銖銭」や魏晋時代の漢籍、佉盧文(カローシュティー文字)文書、銅器、鉄器、絹織物などが大量に出土した。

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楼蘭故城の遺跡。(2018年9月21日、小型無人機から、チャルクリク=新華社配信)

 楼蘭で出土した一つひとつの文化財や遺跡は、西域と中原(黄河中下流の平原地帯)の緊密なつながりを示す証拠であり、中華文明の多元一体性を物語っている。

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楼蘭故城の遺跡。(2018年9月21日、小型無人機から、チャルクリク=新華社配信)

楼蘭故城、現代によみがえる数千年の神秘 中国新疆ウイグル自治区

楼蘭故城の仏塔遺跡。上は応急補強工事前(2019年11月14日撮影)、下は応急補強工事後(2020年10月20日撮影)。(組み合わせ写真、チャルクリク=新華社配信)

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楼蘭故城で、3Dレーザースキャニング技術を用いて仏塔遺跡のデジタルアーカイブを構築する技術者。(2020年10月20日撮影、チャルクリク=新華社配信)

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若羌県の楼蘭博物館。(2023年11月9日撮影、チャルクリク=新華社記者/蔡国棟)

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若羌(チャルクリク)県の楼蘭博物館で展示されている「張帀千人丞印」。魏晋時代の官吏制度を示す銅印。(2023年11月9日撮影、チャルクリク=新華社記者/蔡国棟)

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楼蘭故城で「三間房」官署遺跡を応急補強する文化財保護員。(2020年9月12日撮影、チャルクリク=新華社配信)

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