埼玉在住、夫は電車通勤ですが「アルファード」が欲しいと言っています。休日だけ乗るには高すぎますよね? せめて「レンタル」にしてほしいです…

アルファードって購入するとどのくらいかかるの?

アルファードの価格帯を見ていきましょう。トヨタ自動車株式会社によると、新車の場合「約540万円~872万円」となっています。グレードによって内装のシートやタイヤの種類などのデザインが異なり、かつハイブリッド車の方がガソリン車よりも高くなっています。自分が求める車のデザインや機能によって価格が300万円近く異なることに注意しておきましょう。

続いて中古車の平均価格は約432万円で、価格帯は「53万円~955万円」と幅広くなっています。元々中古のアルファードは人気で需要が多いのですが、過去の人気シリーズだと新車を買うよりも高い値段が付くことがあるようです。中古車でも必ずしも新車よりも安いわけではない点を抑えておきましょう。

アルファードを購入した際にかかる費用

自家用車を購入した場合は年間でどのくらい費用がかかるか考えてみましょう。今回は500万円の中古のアルファードを「年率3%・5年ローン」で購入した場合を想定してシミュレーションしていきます。

__・車本体のローン返済額(月):約9万円
・自動車保険(月):約1万3000円
・税金:約4万3500円
・車検:約7万円
・ガソリン代(月):約5000円
・駐車場代(月):約8000円__

上記の維持費を足すと年間150万円かかることが想定され、年に1回しかかからない税金や2年に1回の車検を除いても月々約12万円の出費があります。また上記以外にも修理代がかかったり、高速道路を利用する際には高速料金がかかったりと、別途で費用が掛かることも考えておきましょう。

レンタカーにかかる費用

続いてレンタカーにかかる費用です。ニッポンレンタカーではアルファードのレンタル料は図表1の通りです。

図表1

ニッポンレンタカーサービス株式会社 ミニバン・ワンボックスW-Cクラス 基本料金・車種詳細より筆者作成

1日乗ると約2万8000円かかりますが、6時間なら2万円かからずに乗れます。ただしレンタカーの場合は別途ガソリン代や保険代もかかります。さらに5月や8月など長期休暇がある繁忙期の場合は価格帯が高くなるとともにレンタルできない可能性もあります。

アルファードを購入する場合と週1回レンタルする場合とではどっちがお得なの?

アルファードの購入を検討している人は、週1回レンタルする場合との費用差がどのくらいあるのか気になるでしょう。年間の費用差を比較していきます(図表2)。

図表2

筆者作成

図表2からは、購入の方が約6万円安いことが分かります。ただし購入した場合は修理代やメンテナンスにかかる費用も別途かかるため、レンタカーと比べるとさらに費用差が逆転する可能性があります。

一方、購入すれば車が必要な時に自由に乗れ、レンタルするときの手間が省けます。購入とレンタカーでどちらの方がメリットは大きいかを検討して、どちらにしたらいいか考えてみるとよいかもしれません。

アルファードの購入とレンタルのメリットを比較して検討しよう

今回は購入とレンタルではどちらが費用を抑えられるのかについて解説しました。レンタルにはその都度の手間がかかり、購入は維持費で費用がかさみやすくなっています。購入とレンタルのメリット・デメリットを比較して、どちらが自分の家庭にとって便利に利用できそうか考えてみるとよいでしょう。

出典

トヨタ自動車株式会社 アルファード グレード一覧
トヨタ自動車株式会社 アルファードの中古車

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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