中国・通蘇嘉甬高速鉄道の蘇州東トンネル掘削開始

中国・通蘇嘉甬高速鉄道の蘇州東トンネル掘削開始

18日、シールドマシンの内部を点検する中鉄十四局集団の作業員。(蘇州=新華社記者/季春鵬)

 【新華社南通4月30日】中国江蘇省南通市と浙江省寧波市を結ぶ通蘇嘉甬高速鉄道の建設工事がこのほど、蘇州東トンネルのシールド掘削に入った。トンネルは全長15.6キロで、国内で建設中の高速鉄道では最長のトンネルの一つ。単洞2車線設計を採用し、設計時速は350キロとなっている。

 施工には鉄道建設大手、中国鉄建傘下の中鉄十四局集団などが製造した直径14.8メートル、長さ134メートル、総重量4200トンのシールドマシンを使用する。

中国・通蘇嘉甬高速鉄道の蘇州東トンネル掘削開始

18日、シールドマシンの内部を点検する中鉄十四局集団の作業員。(蘇州=新華社記者/季春鵬)

 同高速鉄道は縦横各8本のルートから成る中国の高速鉄道網「八縦八横」のうち、沿岸ルートを構成する重要路線で、完成後は長江デルタ地域(上海・江蘇・浙江・安徽1市3省)の鉄道網をさらに改善し、質の高い一体的な発展を推進する。(記者/季春鵬)

中国・通蘇嘉甬高速鉄道の蘇州東トンネル掘削開始

18日、シールドマシン内の制御室で働く中鉄十四局集団の作業員。(蘇州=新華社記者/季春鵬)

中国・通蘇嘉甬高速鉄道の蘇州東トンネル掘削開始

18日、旗を振ってシールド掘削開始を祝う中鉄十四局集団の作業員。(蘇州=新華社記者/季春鵬)

© 新華社