松本若菜が「西園寺さんは家事をしない」でGP帯ドラマ初主演! シングルファーザー役の松村北斗と“偽家族”に

松本若菜が、TBS系で7月にスタートする連続ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(火曜午後10:00、開始日未定)で、ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演を務めることが分かった。また、松村北斗SixTONES)が共演することも発表された。

「西園寺さんは家事をしない」の原作は、「ホタルノヒカリ」などを手掛けたひうらさとる氏による「BE・LOVE」(講談社)連載の同名コミック。徹底して家事をしない主人公・西園寺一妃と年下の訳ありシングルファーザー&その娘の風変わりな同居生活を通して「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディーだ。

松本が演じる西園寺さんは、アプリ制作会社でバリバリ働く38歳の独身女性。大ヒットアプリを数々生み出すなど仕事ができる上に、明るくポジティブで、コミュニケーション能力高めだ。面倒見もよく、上司や先輩・後輩、取引先からの信頼も厚い。そんな誰もが憧れる西園寺さんが絶対にやりたくないことが家事。 「掃除なんてしなくても死なない」「料理できなくてもご飯は買えるから問題なし」「服やパンツは全自動洗濯乾燥機から取り出してそのまま着れば効率的」と、あの手この手で家事をしない生活をしてきた西園寺さんは、マイホームを買い、創意工夫を凝らした“家事ゼロの暮らし”を実現させている。

これまで数々の作品に出演し、主人公をいじめる癖の強い悪女からわが子を優しく見守る母親まで、さまざまな役を好演してきた松本は、芸歴18年目にして、GP帯連続ドラマ初主演。アプリ制作会社に勤め、誰もが認める“しごでき”(=仕事ができる)の西園寺さんは、ポジティブで豪快な根っからの陽キャだが、ちょっと雑でおせっかい、そして徹底して家事をしない、人間味あふれる主人公だ。松本がそんな西園寺さんをどのように演じるのか注目だ。

「2007年のデビューから18年。40歳という節目で、GP帯初主演のお話を聞いた時の私の第一声は『うそですよね?』でした。ネガティブな感情ではなく、客観的にそう答えずにはいられませんでした。“焦らずおごらず丁寧に”をモットーに少しでも前に進もうとしていた、そんな葛藤多き20〜30代でしたので、本当に驚きとうれしさと感謝の気持ちでいっぱいになりました」と、主演オファーを受けた際の心境を明かす松本。

原作を読んで、「コミカルな要素と心地よいテンポで織り成す魅力あふれる作品に一瞬で引き込まれました! 家事をしない主人公のおかげで(笑)、家事との向き合い方や暮らし方がとても勉強になりましたし、家族それぞれの生活スタイルの中に潜む、ユーモアやドキドキ感にすごく魅了されました。その魅力に満ちた、ひうら先生の描き出すストーリーは、瞬時に私をその世界へと誘い、原作漫画を一気に読了してしまうほど楽しい時間を私にくれました」と作品への愛着を示す。

演じる役柄については、「西園寺さんはとにかく“家事をしない”ので、夢だった『家事をしないホーム』を愛犬・リキとの生活のために購入! 仕事ではみんなから慕われ、プライベートも昔からの大親友との会話からもうかがえるように、リア充な今どきの女性です。家事が嫌いなのではなく“家事をしない”のには大きな理由があり、そんなところも楽しみに見ていただけたらうれしいです」とアピール。

松村とは、今回初共演となるが、「想像していた通りの松村北斗さんでした。常に一定のテンションで、ボソっと面白いことを言ってみたり、スタッフの方々と会話を楽しまれていたり。私が肩肘張らずにいられたのは、松村さんのお人柄がそうさせてくれたのだと思います。松村さんが演じられる楠見くん(楠見俊直)が楽しみでなりません」と期待感をうかがわせている。さらに、“偽家族”になる子役の倉田瑛茉は、ポスター撮りでドラマ撮影前から周囲の心をわしづかみにしたそうで「撮影時に松村さんのお顔に瑛茉ちゃんがシールを貼っていたのですが、貼る場所や向きが素晴らしくて、みんなが『いいね!』って声に出すほど絶妙でした。そんなセンス抜群な瑛茉ちゃんです」と現場を明るくする存在となっている様子。

そして、「私の人生でまた一つ、今の自分と向き合わせてくれる大切な作品と出合うことになりました。『松本若菜で』と思ってくださった気持ちを、しっかりと役でお返ししたいです。皆さまに楽しんで見てもらえるよう、すばらしいキャスト・スタッフの方々と、最高にすてきなハ-トフルラブコメディーをお届けしたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください」と意欲を燃やしている。

一方、松村は、自分史上最高の生活を満喫していた西園寺さんの勤める会社に転職してくる年下のイケメンエンジニア・楠見役を務める。アメリカ帰りの天才肌だが、無愛想で変わり者の楠見に西園寺さんは手を焼く。ところが、実は4歳の娘・ルカを育てる訳ありシングルファーザーであることも判明し、トラブルで家を失った楠見親子と西園寺さんは、どういうわけか“偽家族”として一緒に暮らすことになる。

出演オファーに「こんなにもたくさんの方が見る作品に、僕を仲間入りさせてくれたことを本当にうれしく思った」と言う松村は、「未熟なところがある分、全力で挑みながら作品と共に成長したいと思いました。毎週楽しい時間と、共感から生まれる救いを感じてもらえると思います。軽やかな気持ちで毎週見ていただければと思います!」と力を込める。

加えて、「自分の人生には起きていないけれど、なぜか共感や納得するところが多く、気が付くと自分も救われている魅力的な作品でした。もちろん人間関係の面白さは最高でした」と物語の魅力に触れ、演じる楠見を「ひたむきな性格というよりは、ひたむきなことが必要となりそこにのめり込んでいった毎日を、必死に生きている人」と分析。娘役を務める倉田はすぐに心を開いてくれたそうで、「飾らない強さで現場をリードするのは、実は彼女かもしれないと感じました」と、既に大きな存在だと感じている。また、初共演と松本に対しては、「初めてお会いしてすぐに頼りになる心の強さがある方だと分かりました。たくさんいいところを盗んでいきたいと思います」と信頼を寄せている。シングルファーザー役は初となる松村が、愛娘に向ける愛情深いまなざしや、育児に奮闘する父親姿は話題になりそうだ。

原作のひうら氏は「『西園寺さんは家事をしない』が、なんと! ドラマ化していただけることになりました! しかもドラマ好きにはたまらない、TBS火曜10時枠! うれしすぎます!」とドラマ化への喜びを口にし、「西園寺さん役の松本若菜さんはプライムタイム初主演とのこと、この作品を選んでいただきありがたいです! 華やかな美しさの中にも、ツッコミの素早さや天然キャラに振り回される様子が想像できてニヤニヤしています。楠見くん役の松村北斗くんはキャスト決定をお聞きした時、僭越(せんえつ)ながら『え! そっくりなんだけど!!』と声を上げてしまいました…。ルカ役の倉田瑛茉ちゃんを優しくあやす様子など、癒やしをお届けする確信しかありません…。 ただのドラマ好きとしても最推しの夏ドラマ、めちゃくちゃ楽しみにしています!」と声を弾ませている。

作品を手掛ける岩崎愛奈プロデューサーは「どんなに便利な時代になっても相も変わらずに大変で、ちょっと面倒くさいもの、それが家事! 7月期の火曜ドラマは、そんな家事をなんとも潔く『しない!』と決めてわが道を生きる女性・西園寺さんが主人公。多くの人をとりこにしてきたラブコメの名手・ひうらさとる先生原作の『西園寺さんは家事をしない』をお送りします。主人公を演じるのは松本若菜さん。全世代が共感すること間違いなしの人間味あふれる西園寺さんを、若菜さんなら素晴らしいお芝居と魅力でかわいく面白く演じてくださるに違いない! 見たい!と思い、熱烈オファーをしました。GP帯連続ドラマ初主演にこのドラマを選んでくださって本当にうれしいです。若菜さんが火曜ドラマに新しい風を吹き込んでくださると確信していますし、一緒に今までにないヒロインを作り上げていくのが今からとても楽しみです。そして、そんな西園寺さんと一緒に暮らしていくことになる楠見役には、松村北斗さん。原作を読んですぐに、この役は絶対に絶対に松村さん!と思いました。役ごとに全く違う顔を見せるお芝居の幅の広さに毎度驚かされ、密かに松村さんのご出演される作品を追いかけていました。念願かなってお仕事をご一緒できることになり、とてもうれしいです」とキャスト起用の理由と、ともに作品を作り上げる喜びを伝える。

そして、「そんな最高にすてきなお二人が演じる西園寺さんと楠見は、全くの他人同士でありながら、どういうわけか一緒に暮らしていくことを選びます。その暮らしの中で、『互いを理解する』ってどういうことなんだろう、『家事』『家族』ってなんなんだろう、皆がもう少し楽に生きるにはどうしたらいいんだろう…そんなことを考え模索し、ドタバタと、でもしっかりと心を通じ合わせていく様を描いていきます。幸せの形は人それぞれで、どんな生き方をしたっていい時代です。1人でいても寂しさなんて感じる暇もないくらい、面白いことも刺激的なことも世界中にあふれています。それでも、ほんのささいなことを話したい相手がいること、一緒に泣いてくれる人がいること、自分事のように幸せを願う人がいること…そんな誰かがいる幸せを誰もが感じたことがあるはず。そこにある温かな感情を思い出して、何げない日々をいとおしく思ってもらえますように。そんな願いを込めて、西園寺さんたちのドタバタな日々の中にある笑いや喜び、切なさや温もりを、素晴らしいキャストと頼もしいスタッフと共に、力を合わせ作り上げていきます。ぜひ楽しみにしていてください!」と、本作への熱い思いを語っている。

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