関西電力、純利益4418億円 燃料価格低下、原発再稼働で

関西電力本店=大阪市

 関西電力が30日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前期比約25倍の4418億円で過去最高だった。輸入するLNGなどの燃料価格が低下し、原発の再稼働も寄与した。電力販売も増加し売上高は2.7%増の4兆593億円と最高を更新。増収増益は18年3月期以来6年ぶりとなった。

 原発がどの程度稼働したかを示す原子力利用率は28.1ポイント上昇の76.6%だった。原発は火力発電よりも燃料などのコストが低く利益を押し上げる。関電は運転可能な原発全7基が23年9月から全て稼働した。

 25年3月期連結業績予想は売上高が9.6%増の4兆4500億円、純利益は41.2%減の2600億円を見込む。

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