お茶の歴史を知り・お茶の未来について考えられる複合型博物館「お茶の文化創造博物館」「お~いお茶ミュージアム」が5月1日(水)にオープン

「お~いお茶」でおなじみの伊藤園が旧新橋停車場内に隣接する2つの博物館を開館します。

■お茶の歴史を学べる「お茶の文化創造博物館」

「お茶の文化創造博物館」ではお茶の歴史をたどり、製法や飲み方の変化、自然と誕生した喫茶習慣について考えるための博物館。お茶を通じて日本文化を継承する役割を担います。

人々の生活の中で広がって行ったお茶の歴史を、パネルやジオラマ、シアター、展示品などを通して知ることがができます。また茶道具や浮世絵から再現した茶屋の展示なども見ごたえがあり、お茶の親しまれ方の変遷がよく分かります。

館長の笹目正巳氏は「喫茶の変遷を感じていただき、新たな集いの場としてお楽しみいただきたい。」とのこと。

■お茶の未来を考えられる「お~いお茶ミュージアム」

お茶の文化創造博物館に続く形である「お~いお茶ミュージアム」は生活に寄り添い続けてきた「お~いお茶」に焦点をあて、これまでのあゆみや未来への取り組みを伝えるミュージアム。

お~いお茶のヒストリーはもちろん、伊藤園が取り組むサステナブルやアップサイクルも紹介。フォトスポットやお~いお茶新俳句大賞にまつわるお楽しみコーナーもあります。

またカフェやショップ、体験スペースも併設。

カフェでは、飲む抹茶わらびもちをはじめとしたお茶を使ったドリンク類を楽しむことができ、ショップではカテキン染めタオルやティーバッグギフトなども販売されます。

館長の小原武秀氏は「お~いお茶の魅力や人々の生活に寄り添い続ける未来について発信し、継続的に親しまれるブランドへ成長させ続けたい」とのことでした。

■オープニング記念にはふるまい茶も

オープニングデーにあたる2024年5月1日は八十八夜の日。

そんな記念すべき日に、2024年の静岡茶市場で初取引された今年一番の初物「高嶺の香(たかねのはな)」という品名の希少なお茶がお祝いとして来館者にふるまわれるそう。これは気になりますね。

創業60周年となる伊藤園が、今までお茶が果たしてきた役割と人々の生活に寄り添い続ける未来への展望を考える思いを込めて開設したそう。

旧新橋停車場内に作られたのにも、鉄道誕生に伴い生まれた駅弁とともにお茶を持ち運ぶ、という文化がより日常的になったという「鉄道とお茶」の歴史に深い関係があるそうです。

JR新橋駅銀座口から徒歩5分とアクセス抜群でゴールデンウィークのおでかけにもぴったり。新緑まぶしい季節。お茶の文化に触れつつ新茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。

<お茶の文化創造博物館・お~いお茶ミュージアム>

〒105-0021 東京都港区東新橋1-5-3 旧新橋停車場内
【開館時間】10:00~17:00(最終入館16:30まで)
※開館日5/1は12:00オープン
【休館日】毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日休館)、年末年始
【入館料】お茶の文化創造博物館 500円/お~いお茶ミュージアム 入館無料

© マガジンサミット