Instagramで「稼ぐアカウント」の共通点…すぐにマネしたい“直径1cm未満のこだわり”とは【SNSのプロが解説】

(※写真はイメージです/PIXTA)

Instagram、X(Twitter)、TikTok……無料でアカウントを開設できるSNSはいまや日常に欠かせません。そしてこのSNSは、上手く運用すれば「ノーリスクで月10万円稼げる」と、『3ヶ月で1万フォロワー・月10万円を叶える 革命的に稼げるインスタ運用法』(KADOKAWA)著者のカイシャイン氏はいいます。Instagramで“稼ぐアカウント”をつくるためのポイントをみていきましょう。

Instagramは“0円起業”だからノーリスク

自宅でできる副業として昔から人気のあるブログはサーバーやドメインの取得に費用がかかりますし、せどり・転売は在庫を抱えるリスクがありますよね。一方、Instagramはリスクなく始められる0円起業です。

僕はこれまで、

・育児の合間をぬってInstagramを運用して月に6桁以上の収益を上げ続けるママさん

・仕事後の2時間でコツコツInstagramを運用して本業以上に稼ぐことに成功した会社員

など、スキマ時間を効率よく稼いでいる人をたくさん見てきました。成功する人と失敗してしまう人の違いは、正しいやり方でInstagramをやったか、やっていないか。それだけの差です。

直径1cmにも満たない「アイコン」は、テーマを押し出した“目に留まる”ものを

ユーザーが投稿を見た後にプロフィールへ移動する際、最初に目にするのがアイコン(プロフィール画像)です。

プライベートアカウントであれば自分の気に入った写真を設定すればいいですが、稼ぐアカウントを作るためにはアカウントのテーマに沿った画像を設定する必要があります。通知欄(「◯◯さんがいいね! しました」などと表示される場所)を見たとき、何となく気になるアイコンとそうでないアイコンがありませんか?

アイコンは「プロフィールを見に行きたいか」「フォローしたいか」を左右する重要な要素です。

ポイント1.アカウントのテーマと一致している

「暮らし系アカウントなら穏やかなライフスタイルを感じさせる写真」「グルメアカウントなら食べ物や食事風景の写真」など、アカウントのテーマ・ジャンルごとに適したアイコンを設定します。

同じジャンルで人気の競合アカウントを見ると、アイコンの色味や構図に共通点があることが分かるはずです。初心者は競合アカウントのアイコンを参考に写真撮影や画像選定を行いましょう。

ポイント2.視認性が高い

投稿画面や検索画面に表示されるアイコンのサイズは、スマホで見ると直径1cmにも満たない小ささです。小さく表示されても何が写っているか分かる画像、アイコンに文字入れをしている場合は文字が読める視認性の高い画像を用意しましょう。

ポイント3.覚えてもらいやすい

アカウントは名前よりもアイコンで覚えられることが多いです。一度はフォローされずに離脱されたとしても、アイコンが印象的であれば「この人の投稿、前にも見たな」と再び興味を持ってもらえる可能性が高まります。

イラストを使用した画像や色が統一されている画像など、目に留まるアイコンを設定しましょう。オリジナルのイラストなら写真よりも表現の自由度が高く、印象をコントロールしやすいです。

ただし、フリーイラストだと誰でも使用できるぶん類似アカウントが散見されます。没個性化してしまい、またアカウントの信頼度が下がる場合もあるためご注意ください。

また、色が与えるイメージも重要です。

[図表1]アイコンの色と与えるイメージ 出典:『3ヶ月で1万フォロワー・月10万円を叶える 革命的に稼げるインスタ運用法』(KADOKAWA)より抜粋

実際、企業も上記のような色のイメージを活用しています。コーポレートカラーには赤や青、リラクゼーションサロンには緑、女性向け商品にはピンクが多い理由は、このような色のイメージが関係しています。

<ポイント>

アイコンは、ユーザーがプロフィールアクセスやフォローを判断する際の“ アカウントの顔

ユーザーネームは凝り過ぎず「シンプル」に

ユーザーネームとは、英語・数字・記号(ピリオド「 . 」とアンダーバー「 _ 」のみ)で構成され、アカウントの識別に用いられるInstagram上のIDです。プロフィールやフィード投稿の上部、タグ付けされた画面、キャプションの先頭などに表示されます。

ユーザーネームの前に「@」を付けると投稿のキャプションやストーリーズ、プロフィール文章でメンションができます。

ユーザーネームはURLと同様に、短くて視認性の高い文字列がベスト。「kana_room」のように、名前とジャンルを組み合わせたシンプルな構成にすると覚えてもらいやすいです。

思いついたIDが被っていた→「アンダーバー」を増やすのはNG

ただし、すでに他のアカウントで使用されているユーザーネームは設定できないため、ジャンル部分の表記を変えるなどの工夫が必要になります。

このとき、「kana___room」のように「_(アンダーバー)」を増やすのはおすすめしません。アンダーバーが何個連なっているのかが分かりにくく、ユーザーがユーザーネームを打ち込んでアカウントを検索する際に不便だからです。

[図表2]ユーザーネームが使用できないときの工夫例 出典:『3ヶ月で1万フォロワー・月10万円を叶える 革命的に稼げるインスタ運用法』(KADOKAWA)より抜粋

<ポイント>

ユーザーネームは覚えやすく、検索しやすい文字列で構成する

名前は「検索」で見つかりやすいよう、キャッチコピーと組み合わせると◎

名前を決める際は、視認性の高さを意識してひらがな・カタカナ・漢字を組み合わせます。

漢字の連続使用や英語・ローマ字表記など読みにくい名前はNGです。名前に設定できる文字数は64文字以内となっていますが、プロフィール画面で改行されず1行で表示され、かつ読みやすいように、長くても20文字以内に収めましょう。

また、1秒でどんなアカウントかイメージできるように名付ける必要があります。「かな|余白を生かした小さな暮らし」のような、覚えてもらいやすい名前+発信ジャンルやキーワードがベター。「かな|心に余白を生むミニマル生活」のように、名前とキャッチコピーを組み合わせるのもアリです。

Instagramでは、プロフィール文章に書かれているキーワードは検索に引っかかりません。

名前に入っているキーワードは検索で表示されるため、「暮らし」「ミニマル」などアカウントに興味を持ちそうなユーザーが検索するであろうキーワードを名前に入れることをおすすめします。

[図表3]キーワードのいい例・悪い例 出典:『3ヶ月で1万フォロワー・月10万円を叶える 革命的に稼げるインスタ運用法』(KADOKAWA)より抜粋

また、各ジャンルのトレンドを取り入れた名前を設定する方法もあります。例えば暮らしジャンルの場合、過去に「100日後に◯◯する」というリールのフォーマットが流行りました。

このトレンドを投稿だけでなく、名前にも「かな| 100日後にミニマルになるお部屋」のように取り入れることができます。投稿内容がひと目で分かり、差別化した名前になるのでおすすめです。

ただし、名前は14日間で2回しか変更できないので、試行錯誤しているうちに、変更できなくなってしまうリスクがあります。ある程度考えてから、入力するのがおすすめです。

<ポイント>

アカウントのテーマが瞬時に伝わる名前をつける

カイシャイン

BEASTAR株式会社 取締役

SNS教育系YouTuber

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